ジョニー吉長 / In The Summer Night (1986)

メルダック在籍時のアルバムで、ヴォーカルのジョニー吉長にスポットを当てた作品になっている。石田長生率いるヴォイス&リズムが全面参加しているのでジョニーは曲によってはドラムを叩いてないような。80年代全盛だったドラムのゲート・リヴァーブ処理したものも多々あって時代を感じてしまう。曲もあんまり書いてなくて、短いインスト2曲、忌野清志郎の共作が2曲、CHARとの共作が1曲。ほかは石田長生、宇崎竜童、西岡恭蔵が提供。清志郎はコーラスで「不思議な召し使い」と「La La LOVE」で、加部正義がギターで「不思議な召し使い」、「ROCK'N DANCE MUSIC」、「ICE DOLL」で参加。ピンク・クラウド・ファンを微妙に刺激するアルバム。80年代後半らしい音処理は残念だけど、石田長生のギタープレイも存分に聴けるし、そういう切り口で聴くのもあり。