The Byrds / Fifth Dimension (1966)

ザ・バーズの1966年作のサード・アルバムにして、デヴィッド・クロスビーの魅力が反映された内容に。サイケデリック・ロックを代表とする1枚でもある。クロスビー視点で聴くと、なんといってもクレジットされた楽曲が多く、名曲「Eight Miles High」にも共作者として名を連ねている。クロスビーの歌唱と独特のコード・ワークが冴える「What's Happening?!?!」は、もはやマイ・ブラディ・ヴァレンタインだよね。圧巻はジミ・ヘンドリックスのカヴァーでもお馴染みの「Hey Joe」のカヴァー。クロスビーのヴォーカルがカッコイイ。日本のゴールデン・カップスもこのアレンジが参考になってそう。CDのボーナス・トラックにも興味深いものが沢山。ラーガ・ロックの「Why」が2ヴァージョン、「Eight Miles High」の別ヴァージョン、これぞクロスビー・ワールドな「Psychodrama City」。個人的にはオリジナル・アルバムに入らなかったクロスビー曲が、どうでもいいインスト曲よりも選ばれて欲しかった。

 

David Crosby Composed:

I See You

What's Happening?!?!

Eight Miles High

Captain Soul

Why (Single Version)

Psychodrama City

Eight Miles High (Alternate / RCA Studio Version)

Why (Alternate / RCA Studio Version)