The Byrds / Mr. Tambourine Man (1965)

大好きなデヴィッド・クロスビーが在籍していたフォーク・ロック・バンド。クロスビーは1941年生まれで、1964年にジム・マッギン、ジーン・クラークに合流し3人で「ザ・ジェット・セット」を結成。その後、「ザ・ビィフィーターズ」名義でシングルを出し、クリス・ヒルマンとマイケル・クラークが参加し、5人組となって「ザ・バーズ」となる。ジム・マッギンは「ボブ・ディランとジョン・レノンをミックスすれば、誰も成しえなかった新しい世界を創造できる」と、バンドの方向性が定まる。で、ボブ・ディランの「Mr. Tambourine Man」を12弦ギターの響きも印象的なフォーク・ロック仕立てでプレイし大ヒット。このファーストは、ジム・マッギンの狙い通りの音楽が展開されている。クロスビー色はまだ薄く、3声のハーモニーで歌声が確認できる程度。収録曲にクロスビーが書いたものはなく、CDにボーナス・トラック収録されたインスト曲「You And Me」でようやくマッギン=クラーク=クロスビー作曲とクレジット。

 

David Crosby Composed:

You And Me (Instrumental Backing Track / Take 13)