ハクション大魔王のうた(作詞:丘灯至夫、作曲:市川昭介、歌:嶋崎由理)

食玩のCDシングル盤を入手した。聴いてみたが、初期のカップス風味のアニソンであり、リード・ベース風で似ているところもあるが、よくよく聴くとそのプレイは加部正義っぽくはない。Twitter上ではまことしやかに「ゴールデンカップスがプレイ説」、「CHARがギター説」、「ベースは加部正義説」のコメントがある。テレビで「ハクション大魔王」が放送されたのが1969年10月からで、この時期の加部正義はゴールデンカップスではギターにコンバートした時期(1969年4月~12月)。カップス自体もメンバーチェンジもあり奏でるサウンドは変化している時期であり、ハクション大魔王のサウンドは昔のカップスの音。さらにハクション大魔王のシングルは日本コロムビアでカップスは東芝。そんな簡単にメーカーの壁を越えてお忍びでレコーディングできるのかな?もろカップス風アレンジのアニソンを自分で弾くかな?と。まさに自らをパロディ化してしまう構図になっちゃう。自虐的過ぎる!当時のカップスさらには加部正義が弾くとは思えない。ネットをくまなく検索すると「ベースは寺川正興」と断言しているのも散見されるので、加部正義の大ファンの自分もそれを支持している。加部正義の自伝的ブログ「気ままに生きる」にも言及はない。ブログネタとしてはなかなか面白いものと思うけど、なんにもないということは、弾いていないということだろう。いずれにしても真相知りたい。

「チャーがギター説」については、チャー本人がラジオで「イントロは自分が弾いてるかもしれない。デビュー前にバイトでスタジオミュージシャンをしていて、クレジットに名前がない曲が沢山あり、はっきりしない。」と言っているそうで(そのラジオ音源聴いてみたい)、本人が分かんないんじゃどうしようもない!チャーがギターで、マーちゃんがベースならもっと盛り上がる話題だろうに、ならないってことは、、、。これがホントにベースは加部正義だったら、ある意味ビックリだけど、音源は入手済みなのでなんら心配無用でもある。