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*高校教師の私が

ホステス嬢と出会い、

恋に落ち、

悲しくも切ない終わりを迎えるも

「無償の愛」を学ぶのです。

 

 

【前回のあらすじ】

私は、初めて入ったクラブで

ホステス嬢マリちゃんに出逢いました。

社会勉強のつもりでしたが

再度マリちゃんに会ってみたくなり

そのクラブに足を運びました。

その時、マリちゃんから

膠原病にかかっていると

聴かされてのでした。

 

※私は、彼女のことを

いつもマリちゃんと呼んでいました。

ただし、この実話では

物語の展開上

「マリ」がいいと思い

そう書いています。

 

  第4話:隠された人生

 

 

一介の高校教師が

高級クラブに行けるような身分でもなく

もうマリのことは考えまいと

思っていましたが

私のどストライクな女性であった

マリのことを忘れることができず

 

もう一度くらいなら、いいよなと

自分に、言い訳して、

マリに会いに、

店に足を運んでしまいました。

 

ドキドキしながら

待っていた私は

それでも

好きな女性に会えると思い

気持ちは弾んでいました。

 

そんな気持ちを知る由もない

マリがニコニコしながら

私の席までやって来ると

勝手に期待していました。

 

でも現れたマリの顔色を見ると

よくないことに気づき

どうしたのかと尋ねてしまったのです。

 


マリは、

隣の席で、

少しうつむき加減になりました。
 

「ショウさんは、

 話しやすいので、

 私のことを、

 きちんとお話しますね。」

 

顔を上げた彼女の顔には、

笑みが浮かんだが、

作り笑顔に見えた。
 

「あのね、、、

 私、小さい時から、

 父親に嫌われいて、
 

 それで、何かあるたびに

 父親が怒ってくるの。

 

 というか、

 手を出されたこともあるんだ。
 

 母は、無口で、

 父が私に手を出しても、

 何も言わないの。
 

 母は、私のことを

 どう思っているかはわからない。」

 

気がつくと、

マリは、丁寧な話し方を止めていました。


自分の身の上を話すのに、

自然体が良かったのかもしれませんが
独り言を言っているようにも、

私には聞こえました。
 

「それから、、、

 高校生の時に、 

 体調が悪くなって、

 学校早退して帰って来たら

 父に、ものすごく怒られて、

 なんで、こんなに早く帰って来るんだって、

 突き飛ばされたの。」

 

私は、聞いていて、

だんだん悲しくなっていきましたショボーン

 

彼女は、

堰(せき)を切ったように、

話をやめることはありませんでした。

 

「その後、病院に行ったら、

 膠原病って言われて、

 

 前にも、ショウさんには、

 言ったと思うけど、

 ずっと体全体が痛いし、

 本当に辛いの。

 

 でもね、自分の体を考えて、

 仕事をしないというのは、

 ありえないんだ。

 

 だって、

 父がほとんどいつも家にいるし、、、

 

 父はね、

 大学で数学を教えている先生なんだ。
 

 大学の授業が終わると、

 すぐ帰ってくるし、

 

 ずっと、家にいるから、

 見張られている感じなの。

 

 だから、

 私が、家にいないようにしているの。

 夜の仕事が一番なんだ。

 昼は、ずっと寝ていればいいし、
 時間になったら、夜は仕事に出るから、

 父には、顔を合わせることはないから。
 

 もちろん、

 この仕事をしていることは父は、

 知っています。

 大反対。って、

 当たり前か。
 

 でもね、

 私、お金が必要だし、

 結構医療費って、かかるんだ。

 お小遣いも欲しいし。
 

 もちろん、

 父には絶対に、

 頼りたくない!」

 

 

人には、それぞれ、

人にはなかなか話せない話があることは、
私もわかっていましたが、

マリの話はとても

悲しい話でした。

 

難病を抱えて

生きづらいはずなのに

親に甘えたくても

逆に、

親に暴力を振るわれてしまう。

 

孤独の中

なんとか自立しようと

踏ん張っている

そんな女性の姿を考えると

簡単に同情できるはずもなく

 

親に愛を求めたくても

得られない人生。

 

こんなことを考えると

私の感情が動いてしまうので

私は

傾聴を心がけて

一生懸命

マリの話を聴きました。

 

カウンセラーモードに

私は入っていたと思います。

 

一気に、

話し終えたマリは

一息つくかのように

ニッコリして

言いました。

 

「ごめんなさいね。

 変な話して。

 

 でも、

 こんなに一生懸命私の話

 聴いてくれて

 とても嬉しかった。

 本当に、ありがとう。」

 

私はこの時

不思議な思いにかられていました。

まだマリには

二回しか会っていないのに

私の心は

マリに寄り添ってあげたいと

思ったのです。

 

きっと

マリが人には話していない

身の上を

話してくれただけでなく

私自身が

同じように人には話していない

自分の話を 

はじめて会った時に

聴いてもらっていたからだと思います。

 

そのことで

互いに

信頼できる気持ちに

なったのかもしれません。

 

そして

いつの間にか

私達二人は

身の上話だけでなく

自分の趣味のことなどで

話が弾んでいました。

 

端から見ると

意気投合している

仲のよい

男女に映ったと思います。

 

そこに、

男性スタッフの声が、

かかりました。
 

「お客様、

そろそろお時間です。

どうででしょう。

ご延長の方は?」

 

ここは、

普通のパブでも、

バーでもなく、

居酒屋でもなく

時間で、

料金を払うシステムの

クラブでした。

 

私は、一人で、

考え始めました、

(まだ、マリのそばにいて、

励ましてあげたい

楽しい話も続けたい  

そう思いました。
でも、、、

 

(このような店は、

時間制で、

1時間いくらとなっているが、
さらに、いたければ、

延長料金が、発生するのです。
 

しかも、ここは、

それなりのステータスのある

クラブのようでした。
 

なので、初回は、

サービスで安く済みましたが、
2回目以降は、1時間いても

1万円と、
とんでもない金額に、

なってしまうのでした。)

 

マリが、物欲しそうな目で、

こう言ってきました。
 

「よければ、もう少し、

 いてほしいんだけど、、、
 

  ショウさんが、ここにいてくれるだけで、

 心和らぐし、お店でお仕事していることも

 忘れてしまうぐらいだし、

 

 本当に、辛いことも、

 

 何だか、忘れられるの。」

 

こんなことを言われて、

私は、どうしたらいいんだろう?

 

私は、悩んでいたり、

困っている人がいると、
手助けしたくなる性分でした。

と言って、湯水の如く、

お金が湧いてくるわけでもなく、
財布の中を覗き込みました。
 

「ごめんなさい。

 やっぱり、帰ります。
 でも、これ僕の携帯の電話番号なので、

 何か困ったことがあったら、

 遠慮なく、連絡ください。」

 

こうして、

私は、後ろ髪を引かれる思いで、

店を出ました。
 

私が店を出る時、
送り出してくれたマリの顔が、

心なしか、寂しそうに見えましたガーン


【次回予告】
夜の店で出逢ったホステス嬢マリから

つらい身の上を聴かされましたが

マリのことは忘れようとしていたときに

マリから電話がかかった。

仕事の終わりに、外で会ってほしいというのでした。

 

マリは、再び私に

自分の苦しい胸の内を話すでした。

 

次回も

お楽しみにしてくだいね。^^

 

☆ショウ☆

 

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