一週間ほど前に、この↓カバー曲を
配信しまして、大変好評のようでありがたいんですが
その過程で1979年ごろのUKロックシーンを
改めて見直していたら、本当にすごいな、と。
今回はそんな事について書きたいと思います。
まず上記の私のカバー曲についてなんですが
オリジナルはモンキーズで、それを1979年ごろの
UKで流行ったパワーポップっぽいアレンジでレコーディング
したと前回の記事で書きましたが↓
例えばこのパワーポップの代名詞↓Elvis Costello のOliver's Armyも
1979年にチャートの2位になった大ヒット曲です。
さらにパワーポップといえばこの曲、とも言える
Nick Lowe のcruel to be kindも↓
1979年、イギリスのみならず、アメリカでもチャートインしています。
そしてこの頃、ニックさんはデイブ・エドモンズとUKロック史上
もっとも素晴らしく、そして驚くほど知名度の低いバンドRockpileで
ツアーをしまくっていたのですw
さてパワーポップといえば忘れてはいけない美メロバンド
Squeezeも1979年にCool For Catsというシングルで
2位にチャートインしています。
1979年はパンクにとっても非常に重要な年で
シドヴィシャスが2月に亡くなっています。
その追悼の意味もあって彼の歌ったピストルズ末期の録音
Something ElseやC'mon Everybody等もシングルヒット
しています。
そして早々に次のバンドを組んでいたジョニーロットンの
PILは、あの恐ろしいダブ名盤「メタルボックス」を
この年に発売しています!
この頃イギリスではレゲエから派生したダブも流行っており
ポストロックの重要バンド、ポップグループや
スリッツ(ボーカルのアリの母ちゃんが後にロットンと再婚)等も
1979年にデビュー・アルバムを発売しています。
そしてレゲエブームもあって派生してスカ・リバイバルも起こり
その中で伝説の、スペシャルズ、マッドネス、セレクター、
ザ・ビートなども2トーン・レーベルから
全てこの年にデビューしています。
故テリー、かっこいいーー↑
残っていたパンク組はどうなっているかというと
クラッシュは稀代の名盤ロンドンコーリングを出し、
もっとも油が乗っていた時、
ジャムはオールモッド・コンズ~セッティング・サンズを出し
これによって、ネオ・モッズ(モッド・リヴァイバル)も発生
シークレットアフェアーやランブレッタズなど
スマッシュヒット曲を持つバンドも出ています。
翌年、GENOでブレイクする
デキシーズ・ミッドナイトランナーズも活動しはじめていて
インディーロックの先駆けバンド、モノクローム・セットの
デビューアルバムも、ジョー・ジャクソンのデビューアルバム
「ルック・シャープ!」も、この年に発売されいます。
ベテランといえば、イアンデューリーはヒットミーで
1979年のシングルチャート1位になり、
グラハムパーカーは自身の最もヒットしたアルバム
「スパーク」を出し、彼のボブ・ディランに
「今、最もロックを感じる英バンド」と言われていました。
皆さん、いいですか?
これが全部1979年のイギリスで起きていた事
なんですよ!!
毎日どこのライブ会場でも、いずれのバンドが
熱い演奏を行っていたのです!!
なんてワクワクする音楽シーン!!!
そして素晴らしいのが、それら全てがただロックというだけじゃなく
パンク、パワーポップ、レゲエ、スカ、モッズ、ソウル等々と
様々なジャンルの音楽だったという事です!!
(ざっくりニューウェーブと言われていたけどw)
豊かだな~
あ、これ メジャー的な物を一切省いてますからね
実際にはここに、ポールマッカートニー&ウイングス、
クイーンやビージーズやアバなんかの有名どころ
がチャートで争ってますからね こわ~~です。
今となっては上から下まで全部伝説です。
もしタイムマシンがあったら・・・
と思ってしまいますね!
そんなこんなで私が一番好きな音楽シーンは
1979年のUKロックなのかも知れないと
思った次第です。
それも踏まえて憧れたっぷりの私のカヴァー
I'm a Believer、パワーポップ風をぜひ聴いてみて
ください↓(シェアもよろしく!)
それでは皆さん熱中症とコロナに注意して、また会おう!
「ロックとアンタの事を考えねぇ日はねぇよ」J*B
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