2019年1月26日、音楽家ミシェル・ルグランが、彼の母国、フランスのパリで亡くなりました。

 作曲家であり、指揮者であり、演奏家でもあった彼、ジャズ・ミュージシャンとしても知られた存在でした。オールラウンダーですね。YouTubeで検索すると、すべての分野でヒットしてきますし。

 彼が作るメロディーには共通して「哀愁」があると感じます。代表作の「シェルブールの雨傘」、個人的に大好きな「華麗なる賭け(のテーマ・原題:The Windmills of Your Mind)」。「おもいでの夏(映画タイトル:Summer of ’42、曲タイトル:Summer Knows)もいい曲ですね。

 それぞれオリジナルの演奏も良いのですが、誰が演奏したかによらず、カバーされた演奏にも優れたものが多いと思います。それは名曲である証しなんでしょうね、きっと。

 特に筆者が好きなのは、以前も紹介したフィル・ウッズとの共作になる「Images」です。A面の一曲目、The Windmills of Your Mind。ウッズのメロディーへの解釈は素晴らしいの一言。アルトサックスのテクニックも完璧。Summer Knowsもこのアルバムに収められています。YouTubeにありますので、興味のある方は是非。