こんにちは、Johnny469maです。

 

最初は口に含むだけできつかったのに、何かの拍子で食べることができて、それからというもの、時に無性に恋しくなる食べ物ってありますよね。

 

ずいぶん前ですが、一杯の三分の一も食べられなくて、失礼な事に大半を残して席を立って、そう、辛くて辛くて。それがある時突然食べたくなって、注文したら完食して、スープもほとんど飲み干しちゃって、自分の変身ぶりに驚いた。

麻辣刀削麺です。真っ赤なスープに辣油のオレンジがかぶさって、パクチーのグリーンがコントラストになっている。山椒の刺激が舌に、口の中にたまらない。

 

普通の中華麺ではなく、刀削麺だから、また美味しいんですね。おそらく、太くてコシがあって、スープが絡みすぎなくて。

残念ながら欠点が一つあって、体幹の強い麺のせいで、とにかくスープがよく跳ねる。白いシャツで食べたら、もう悲惨です。エプロン無しでは、食べられません。お店はだから必ずエプロンを用意してくれています。

 

書いているだけで、また食べたくなってきました。

 

たまらなく食べたくなって、よく行っていたのが、横浜のヨドバシカメラ地下にあった、火鍋XI’AN(西安)というお店でした。過去形にしたのは、もう退店してしまったからです。都内には数店あるようなのですけれど。

 

お昼のランチタイムに行くと、 小籠包とマンゴープリンか杏仁豆腐がセットになっていて、お得感がありました。パクチーも、お願いすると増量してくれて、パクチーマニアにはたまりません。でも昨年のリニューアルで無くなってしまって、横浜駅前に行く理由の一つが無くなってしまいました。残念。続けて欲しかった。結構、繁盛していた風だったのに。中国人のお客ともよく隣り合わせになったりして。

 

そろそろ禁断症状が出てきたときに、勤務先の近くで見つけたのが、唐朝刀削麺というお店。近くにもう一店おいしいところがあるのですが、画像がないのでこちらを。

東急プラザ赤坂の地下一階にあります。

 

 

注文するときにパクチーはどうしますか、と尋ねられるので、間髪を容れず、多めで、と。渡された紙エプロンを首にかけて、待ちます。刀削麺て、出来上がりが早いのも嬉しいところです。山椒の香りが器から漂って、憑かれたようにただひたすら食べ続けます。スープの底に残ったお肉と麺をレンゲを使って最後まで。

 

 

バックに流れている音楽は、J-POPの中国語のカバー。広東語か北京語かは、わかりませんが、これが東京の麻辣刀削麺の店に不思議とあっている。「世界に一つだけの花」も聞こえてきます。中国語バージョン、悪くない。

 

汗だくになりながら食べて、食べ終えてもなかなか引かなくて、それでも気持ちの良い汗。辛いものって、食べ終えた後の口の中が不思議と爽やかなんですね。

 

カロリー控えめに、という誓いは、うーん、守るのが難しい。