もう一週間以上前の話となりました。

東京モーターサイクルショーです。

 

大混雑で、二輪車業界もまだまだ捨てたものではないなあ、と思いました。

数十年前から、毎回というわけではないけれど、見に行っていました。

以前は展示している車輌メーカーというと、日本の四大メーカーが中心で、海外のメーカーというと、ハーレーダビッドソンやBMW、ドカティといった限られたブランドのみ。

それが今は、海外のプレミアムブランドが目白押しです。

しかも、日本車には無い、魅惑的なデザイン、メカニズムで、オールドバイクファンにとっては、言い古された表現ですが、隔世の感です。ショーが随分と華やかになりました。

 

所有していたナナハンを盗まれて、もう18年余り。それから復帰する機会がありません。年齢だけは重なっていきます。股の間の鉄馬の鼓動がたまらなく、愛おしく思い出されます。泥棒は許さないですから。わたし的には時効は無しです。

 

各メーカーの新車も、魅力的でいいものでしたが、ひとつ私の目を引いたのは、このブログの初回で触れた陸王のレストア車があったこと。まぎれもない実車です。埼玉自動車学校のブースでした。こういう過去の工業遺産とでもいうべきものを次世代、さらにその次の世代へと残していくことこそ、我々に課せられた責任(大袈裟かもしれませんが)と言えるのかもしれません。埼玉自動車学校さん、展示していただいて、ありがとうございます。