朴槿恵大統領が今月15日の光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)に行う演説に関心が集まって
いる。朴大統領は現在夏休み中で、来週から業務に復帰する。
演説では下半期の国政運営に関するビジョンを提示する見通しだが、とりわけ関心を集めているのは、
韓日関係が長期にわたり行き詰まる中、どのような対日メッセージを出すかだ。朴大統領は昨年の光復
節では、独島(日本名:竹島)や慰安婦問題など両国間の敏感な懸案への直接的な言及は避け、日本の
政府と政治家らに正しい歴史認識を持つよう促した。
一方、今年3月の三一節(独立運動記念日)記念式典では慰安婦問題に直接言及し、高齢の元慰安婦ら
が日本からの正式な謝罪を全く受けられないままこの世を去っている現状に対する問題を提起した。
また、旧日本軍の慰安婦強制動員を認め、謝罪した「河野談話」を日本政府が検証しようとする動きを
みせたことに対し、談話の継承を求め、安倍晋三首相を遠回しに批判するなど、一段と強硬な姿勢を示した。
韓日関係が昨年の状況から全く改善していないことを踏まえると、朴大統領は今年の光復節も「歴史
問題をきちんと認識しない限り両国間のいかなる議論や協力も進展し得ないため、日本政府は歴史を
直視する必要がある」という韓日関係の原則論を堅持するものと見込まれる。
慰安婦問題にもあらためて言及し「日本の政治家らが妄言をやめ、歴史に対して心から反省してこそ、
両国の未来志向的な協力も可能になる」と強調する見通しだ。
朴大統領は先月25日、大統領府(青瓦台)で行った舛添要一東京都知事との会談でも「慰安婦などの
問題は二国間の問題であるだけでなく、普遍的な女性の人権問題でもあるため、真摯な努力により解決
していくよう期待している」と述べ、日本側の誠意ある対応を促した。
また「両国の国民は友情を分かち合い、心を通わせ、互いに往来しながら仲良くしてきたが、政治的な
困難により両国民の心までもが離れてしまうようで、残念に思っている」とも述べた。日本の政治家らの
やや不適切な言動が両国間に影を落としているとし、特に歴史をめぐる発言に問題があると指摘した。
安倍首相は舛添知事を通じ「韓日関係の改善に努力する」との意向を伝えてきたが、これに対し
朴大統領がどう応えるのかも関心を集めている。
キム・ヒョンソプ記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版 2014/08/01 11:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/08/01/2014080101327.html