韓国総合株価指数 (KOSPI)の最高値更新予想をストラテジストが相次いで撤回している。通貨ウォン高を背景に、韓国企業の業績の市場予想はアジア諸国の中で最も大幅に下方修正されている。
ブルームバーグのストラテジスト調査によれば、KOSPIの年末水準の予想平均は2210と、昨年12月以来約6%引き下げられた。6月30日終値から依然10%上昇する見通しではあるが、2011年5月に付けた最高値2228.96を下回る水準だ。
アナリストは今年に入り、韓国企業の14年の利益予想を15%下方修正した。同国最大の企業、サムスン電子は4-6月(第2四半期)の業績が「それほど良くない」との見通しを示している。
ウォンが6年ぶりの高値圏にあり、世界的な成長鈍化で輸出業者の利益は抑制され、韓国企業の経営は圧迫されている。
朴槿恵大統領は14年の経済成長率を4年ぶり高水準の3.9%に押し上げることを目標に掲げているが、期待外れの企業収益で達成は困難になりそうだ。
ゴールドマン・サックス・グループの韓国担当チーフエコノミスト兼ストラテジスト、クォン・グフン氏は6月27日の電話インタビューで「投資家は相場に慎重な姿勢になっている。前に進む前に数字を見極めたい考えだ」と指摘した。
ゴールドマンはKOSPIの予想を12月時点の2350から2200に下方修正した。同社は先月、韓国株の投資判断を「オーバーウエート」から「マーケットウエート」に変更。推奨の引き下げは12年11月以来だった。
野村ホールディングスとクレディ・スイス・グループはいずれも同指数の年末予想を8%余り下方修正している。
同指数は1-6月に0.5%下落した。MSCIオールカントリー・ワールド指数は4.8%上昇だった。
ウォンは第2四半期に5.2%上昇し、ブルームバーグが追跡する31通貨で最大の値上がりとなった。
原題:Goldman Abandons Kospi Record Call as Won Rallies: KoreaMarkets(抜粋)
ブルームバーグ 2014/07/01 15:13
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N80OPF6TTDSQ01.html