逆・割れ窓理論と5Sの話 | じょにぺでぃあ

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身体障害者のアラフィフのおっさんです。現在、無職のために3~7回/日の更新を目標にして頑張っています。

【割れ窓理論】ご存じでしょうか?
簡単に説明すると、割れた窓があると周囲の窓もちとろ割られ易いって感じで、ちょっと【腐ったミカンは放り出せ】や【朱に交われば赤くなる】的なニュアンスの理論で、環境犯罪学って分野に含まれる理論です。
コレの逆もまたしかりで、有名なのは、ニューヨークの地下鉄の車内の落書きを消したら、犯罪がかなり減ったという実験があります。
そこまでたいした話ではないんですが、仕事で、総務課なんで、備品の管理も担当していて、俺の席の隣のキャビネットがバインダー入れになっています。
俺が入社した時点では、とりあえず、入れているって感じに詰め込まれていました。特に入社した頃は、今よりも担当する仕事が少なくて暇をもて余していました。そこで、仕切り板の位置を調節して、縦型特に横型を分けて入れるようにして、取り出し易いように立てて入れ羅列ように整頓して、引き出しの外側にテプラで、分け方の指示を書いて貼っておきました。もちろん、監視している訳じゃないし、俺より歳上のおじさんが多い職場なんで、なかなか綺麗にならなかったんですが、最近、時々チェックしてもある程度綺麗に選別されていることが多く、特に女性社員の方々を中心に返却時に意識してくださっていることには気付いていました。
そして、昨日、この記事を書こうと思ったきっかけになる出来事が二つありました。
一つ目は、総務課長(直属の上司)が「アレ、じょにぃさん、厳しい指示が出ていますね」と外側のテプラに気付いて、声をかけてくださいました。若干今更とも思いましたが、綺麗に仕分けされていることに気付いた上での発言だし、自分もきっちり返却しようとしている証拠なんで、好意的に受け止めました。
もう一つが、【逆・割れ窓理論】にドンピシャって感じだったんです。
若手の男性社員が自分が使ったバインダーを返却する際に、違う所に入っていたモノを正しい場所に入れ直してくださっているのを目撃したんです。
声には出しませんでしたが『ありがとうございます』と心の中で感謝の意を伝えました。
やはり、整頓された状態を保っていると、多くの人にその状態を保っていようという意識が伝わるモノですね。【5S】『整理する整頓/清掃/清潔/躾』って掲げられている職場は多いと思いますが、誰か実践するとじわじわ広がっていくんですね、と感じた入社8ヶ月目に突入した日の出来事でした。