ずっと診ていた患者さんが亡くなった
といっても、肺がんで、自分の病院で亡くなったわけではない
家族ぐるみで通院されているんだけど、
今日、娘さんが受診され、父が亡くなりましたと。
お悔やみの言葉が出てこず、「ああそうですか」としか出なかった
お気を落としの無いようにとか出てこなかった。
人が亡くなって悲しいという感情がない
ちょっとその事実が悲しく、救急からの帰りに友人宅による機会があったので
その話をしてみた。
そしたら、「俺もそういう感情なくしたで」「親が死んでも泣けんかった」
って言われた。そういわれてドキッとしたのが、母が亡くなった時、
悲しみより、「お通夜、お葬式、外来どうしようか?」などと考えた記憶がよみがえった。
医者になった全員がそうではないだろうが、死に対する感情が本当に失われていく職業だと思う。
逆に、死に直面するたびに残念がってばかりいたら、勤まらない仕事なのかもしれない。