先日のロイオービソンの流れからの今日はGeorge Harrisonの1979年のアルバム「George Harrison」邦題「慈愛の輝き」US盤。マト番によると、79年のキャピトルのウィンチェスタープレス。

ガチャピンのモデル、ポールマッカートニー、ムックのモデル、ジョンレノン(都市伝説ですけどね)「りんご〜すった〜♪」という恐ろしいダジャレフレーズ全開のりんごジュースのCMでおなじみリンゴスターと一緒にザ・ビートルズだったジョージハリスンですが、私がこの世に生を受けてからリアルタイムで亡くなった唯一のビートルズメンバーです。(ジョージは2001年没、ジョンは1980年没)
私がこどもの頃の日本に限って言えば、「りんご〜すった〜」のCMでリンゴが露出を稼いだ分、もしかするとジョージは、4人の中では一番知名度が低かったかもしれません。

いやあんまり適当なこというとビートルズ警察に捕まるからいかんな。

ジョージがいかに音楽的に素晴らしいかっていうのはあらためて説明するまでもないので割愛。

この「慈愛の輝き」というアルバムは、ジョージファンの中でも結構人気の高い作品なのではないか、セールス的には知らんけど。

特にリズム隊、この時期世界中で大忙しだったお二方、元スライ&ザ・ファミリーストーンのドラム、アンディーニューマークと、ダニーハサウェイの「ライブ」での名演が多分あと2万年は語り継がれるベース、ウィリーウィークスのコンビが、素晴らしい仕事っぷり。

アルバム1曲目「Love Comes to Everyone」(邦題「愛はすべての人に」)に針を落とすとイントロから「なーんかジョージじゃなくてクラプトンみたいなギター入ってんな」と思ったあなた、そう、イントロのリードギターはクラプトンです。間奏のシンセのソロはスティーヴウィンウッド。
頭サビの終わりコードがAで終わって、次のブロックがそのままAメジャーセブンで始まった時の多幸感が凄い、マジで慈愛マジの輝き、メジャーセブンス史上一番気持ちいいわ。コードが喜んどるわ。
序盤はそうでもないのに徐々にベースがハネていくんだよね、この辺りのウィリーウィークスの絶妙なさじ加減は2021年の今でも世界で1番といっても過言では無い位ちょっと恐ろしいものがある、普通ここまでハネてくると気になるんだけどね、なじんでんのが恐ろしい。

このペースで1曲1曲色々書いていくの無理だ、、文章テロで迷惑だ。。

ジョージ自身もレースにドライバーで参戦するくらいモータースポーツ好きだったので、ニキラウダとジャッキースチュワートに捧げた「Faster」って曲にF1マシンっぽいのエンジン音がめっちゃ入ってたり、いやそれはどうでもいいか、、他にもいい曲がいっぱいです。

レコーディングは、ストリングスだけロンドンのエアスタジオ、あとの録音はジョージの自宅スタジオ。
いや自宅スタジオって今時のミュージシャンの自宅スタジオとはケタが違いますよ、ビートルズのアンソロジーの時にも使ってて映像にも出てきて有名なジョージの自宅の城、リアルガチの城、フライアーパークっていう東京ドームと同じくらいの敷地の城の中のスタジオ。城には今でもオリビア未亡人が住んでるらしい。

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