本日はJohnny Winterの1971年リリースの名ライブ盤「Live Johnny Winter And」。
ジョニーだからひいきして2枚持ってるわけじゃないんです、右がフツーの国内盤で左がマトリックスナンバーからすると当時のCBSリイシュー盤。

よくレコードでオリジナル盤だのUS盤だのUK盤だのオランダ盤だのいうじゃないですか。
実際どのくらい違うんだって話ですが、モノによっては、あくまでモノによっては同じラーメンでも、普通の中華そばと蒙古タンメンの北極くらい違うとは思います。
ただラーメンと靴下くらい違うかっていうと違わないです、ジャケットとか内容が違う場合はさておき、同じラーメンはラーメンです。

そもそも違いをはっきり認識できてなおかつその盤良さを最大限に引き出すほどの経験値・部屋・オーディオシステム揃えてる人なんてほんの一部の方だけですから、普通に暮らしていく分には1ミリも気にしなくていいです。好きなように楽しんだらええんです。

ただ違う人にとってはラーメンとゴルフクラブくらい違うものなので、かつて大学時代、某ディスクユニオンでバイトしていた頃は、目を血走らせながら検盤して試聴しまくって一枚も買わないで帰るようなガチ勢のおじさんをたくさん見ました。

そもそもなんで盤によってなんで違うかってのは説明すると4万年かかるので興味ある人は調べてみてね。

まあでも盤よりもいつ聞いたのかっていうのとか気分とか体調とか精神状態の方が大きい思うけどねやっぱり。
おじさんになったから分かるけど、今なんか特に出かけもしないし、1日の精神状態が凪だもん。
歳を重ねると盤とか機材周りの細かなとこに入ってしまうのは何か分かる気がする。まあそういうのも楽しいですよね。
でもやっぱりいつどんな時にどんな場所でどんな心持ちで聞いたかって大きいですよね。音質じゃなくて体験だもんな、しらんけど。

肝心のジョニーウィンターの話全然してない。
このライブ盤大好きでね、日本盤の方を高校時代に聞いてぶったまげた。
フィルモアイーストとパイレーツワールドっていうフロリダにかつてあった海賊をテーマにした遊園地での2箇所の録音がまとめられたもの。
(ちなみにパイレーツワールドはディズニーランドの登場により数年で閉園に追い込まれますが、60年代終わりから70年代初頭にかけてたくさんロックのライブが開かれた場所でした。)

リックデリンジャーもいてバンドも最高だけど、まあなによりジョニーがキレッキレ、すごいすごいぞジョニーかっこいいぞジョニー。

大学時代サークルでライブでやったりしましたね、ジョニーになろうとしたけどスキル的に1ミリもなれず結果、ジョニーという名前だけが残った。

ちなみにこの二枚だと個人的には思い出補正もあるけど、日本盤の方が少し音が大きめで中域が強調されててギターが荒っぽく聞こえて好き。

#johnnywinter
#pc30475
#15ap621
#掃除レコード