本日の掃除レコードも、すみません、ちょっと時間ないので持ちネタでいきます。
このアルバムも何回かいろんなとこで推しで書いている、Charles Mingusの1960年リリースの「Charles Mingus Presents Charles Mingus」である。盤自体はリイシューのドイツ盤。

ジャズの偉大なるレジェンドのお方ですのでチャールズミンガスは他にも有名なアルバムいくつもありますが、私個人的に最初にこのアルバム聞いたもんですから、やっぱ出会いの印象がその人の印象の9割占めるっていいますやん?だからみんな合コンとかおめかししていくわけやん?てかいまどき合コンとか言わないか?

まあなんにせよ出会いの強烈さに勝るものなしですね。多分俺ら世代だと植草甚一チルドレン、いやもはやチルドレンっていうか、孫世代か、そういう人も多いと思うのでミンガスは通ってきてる人たくさんいるかもですね。

ミンガスさんはベーシストであり作・編曲家であるわけですが、当時私学生自分にジャズに対するぼんやりとしたイメージしかない状態で聞いたもんですから、あんれまこりゃ大変じゃとなるわけです。ちなみに1曲1曲が長いので、このアルバムに4曲しか入ってません。1曲目から12分あります。
性格的にも音楽的にも激しいミンガス先生はなんかっていうと、怒れるベースとか枕詞に「怒れる」がつくのですが、A面1曲目は、なんかライブ録音風にしてるからか、ミンガス自身のすっごい暗いしゃべりで、おい食べたり飲んだりすんなよみたいなこわい語りとバンドメンバーと曲の紹介があり、曲がはじまります。徐々に楽器が入ってきて曲が盛り上がっていきビート入ってからもうどかーんて感じなんですが、ミンガスがベース弾きながら「へいっ!」とか「ふぉーっ!」みたいに唸ったりとか他のメンバーの奏でる音に「Oh Yeah I Know」って答えたりとか、「ほぉおおらあああああ!」みたいな他の楽器のメロディー歌っちゃってる感じがなんていうか、絶対私にはない感覚というか、抑えきれない衝動を全開にして音楽してるちょっと危険な感じっていうかぶっ飛んでるところに惹かれちゃうんですよね。
本人自身、双極性障害の傾向があったらしいいですが、いわゆる、超絶頑固オヤジで攻撃的だけとその裏はめちゃ繊細な感じの人なのではないでしょうか、しらんけど。なんかでもいわゆる星野仙一的な熱さの裏に優しいとこもありそうってタイプよりは全然取りつくしまもないシンプルに怖い人だったのではないか、しらんけど。

ミンガスのライブでは拍手とか禁止でとりあえず静かに黙って聞けっていう人だったと昔なんかで読んだ気がするんですが、ちょっとお客も緊張してるライブだったんでしょうね。

2曲目もとても有名な曲で、公民権運動を激化させるきっかけのひとつリトルロック事件のアーカンソー州のフォーバス知事を強烈に揶揄する曲なんですが、ミンガス自身の歌?語りみたいのが入ってます。
たしかフォーバス知事が白人の指示集めるために白人と黒人の共学に反対したみたいな話だったと思います。
ミンガスとドラムのダニー・リッチモンドが曲中で掛け合いでしゃべってます。
はっきりわからんけど意訳だとミンガスからドラムのダニーさんに「そのRidiculous(馬鹿)やろうなんなんだダニーさんよ?」
「ふぉ!ゔああ!フォーバス知事っていうらしわ!ふぉー!ああ!」みたいなドラムのダニーさんが何いってるか全然わからん激しさ。(あ、他のバンドメンバーはアルトサックスとバスクラがエリックドルフィー、ペットがテッドカーソンです。)
なんか途中「なんだよあいつブーブー!ふざけんなよ!」みたいな感じで急にビートが加速するとことか憤怒ですね。いかんこのペースだと終わらない!

しかしすみませんね擬音ばっかりで。。だって英語細かく聞き取れんしさ、、
ちなみに私が持ってるのはレコードもCDもステレオ盤なんですが、本来オリジナルはMONO盤だったはずなので、いつかMONO盤聞いてみたいなと思っています。

長々書いてますが、フォーバス知事のくだりとかちゃんと調べてないから詳細違ったらすみません!

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