本日の掃除レコードは、「右肩ギターかけ男」おそらくその元祖系、"モダンブルースギターの父"、Tボーン・ウォーカーの1942年〜47年の主な楽曲を集めた、「T・Bone Jumps Again」。イギリスのチャーリーレーベルが1981年に40年代のTボーンの曲を集めてコンピとして発売したやつ。他にも何枚か同じようなやつあるみたい。UK盤のオリジナルと記憶していたが今調べたら違ったっぽい。2ndプレス以降かな。

Tボーンさんは、エレキギターをブルースに持ち込んだ一番最初の方の人らしいですよ、一番かどうかは生まれてないので確かめようがないですが、かなりかなり最初の方の人らしいです。B・Bキングとかチャックベリーが憧れた人っていうことなので、現代のロックやブルースからみると、ひいおじいちゃん?ひいひいおじいちゃん?になるでしょうか。

昨日のアルバートコリンズもこのTボーンもアメリカのテキサス州の出身です、明日紹介予定の右肩男フレディキングもテキサス出身なので、テキサスには「あ、きみギターの背負い方ちゃうよ、こうだよ、右肩だけでこう!」ってギターを右肩に背負わせる一定の圧力団体が存在したのかもしれません(嘘です)

テキサスではこの地元の英雄、Tボーンに憧れて、片方の肩にかけてみる人がもしかしたら多かったんですかね?しらんけど。イチロー見てから右投げ左打ちの人口増えたみたいなことかね?しらんけど。

このTボーンさんのギターの弾き方もやはり個性的です。
写真2をご覧ください。右肩にギターをかけて、ギターを水平に近い構えにして覗き込むように弾くんですねえ。そして写真3更に身体能力のポテンシャルを存分に活かした、ギターの背面背負いおよび大股開きがジャケ写としても有名です。当時のライブステージでこれをやるってのはかなりエンタメの最先端だったのではあるまいか?そのころ日本はまだ第二次大戦中ですので隔世の感がありますね。
まだブルースとジャズとかはっきりジャンル境界線がない時代なのでしょうか?生まれてないので知りませんが、彼の代表曲、ブルーススタンダードの「Stormy Monday」とかもそうですが、コード進行だったりギターのソロのフレーズの節回しもやはりブルースの中に結構ジャズっぽさがありますね、ジャンプブルースとかその手のものがビッグバンドジャズの影響下にあるので必然なのかもしれません、まだ進化の途中といったところでしょうか。

歌声もとてもいいんですよねえ、今はYoutubeで結構ライブ映像上がってるので興味ある人はみてみてくだせ。

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#宣言あけるまでつって始めたけど全然あけへんな
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