書類選考の対策に続き、未経験でFASへ転職するための面接対策について解説します。
※本記事はnoteで有料記事として販売しています。マガジンで購入頂くと、割引となります。

 

 

 

INDEX
・ 本記事で紹介する内容
・ まず、未経験採用の本質を考えよう
・ 年齢
・ 最も基本でありながら、最も大事な志望動機
・ Big4 それぞれファームの雑感
  ・ Deloitte (DTFA)
  ・ PwC (PwCアドバイザリー)
  ・ KPMG (KPMG FAS) 
  ・ EY (EY Strategy & Consulting)
・ キャリアビジョン
・ ケースワーク
・ コミュニケーション能力
・ 一般的な質問集

 

 

 

CIA/公認内部監査人資格 アビタス

 

本記事で紹介する内容

本記事は、M&A業務未経験者に向けたFASの対策記事となっています。
具体的には、以下について論じます。
 

・ FASがM&A職において、未経験者に何を求めているか?
・ 志望動機対策と、面接官が何を読み取ろうとしているか?
・ キャリアビジョンはどう持つのがよいか?
・ Big4のFAS、4社の違いは?
・ 何歳まで未経験でいける?

 

 

なお、FASについては、以下の記事で説明しているので、参考にして下さい。

 

 

 

 

 

転職エージェントが教えない技術とは?

 

僕自身、これまで多くの転職エージェントの方にお世話になっています。大勢お会いした中で、改めて感じるのは、

 

本当にそのエージェント個人の実力次第である、ということです。

 

 

ちょっと考えてみて下さい。

 

あなたの転職エージェントの方は、
あなたがこれから受けるポジションの仕事を実際にしたことがありますか?実際に面接を受けたことがありますか?
そのポジションや業界に特化してエージェント業をやっていますか?

 

 

一部の優秀なエージェントさんは、上記の質問に対して、満額回答をしてくれることでしょう。でも、正直、かなりレアなんですよ、そういう人。
個人的な経験では、20人に会って、1人いるかいないかという印象です。

 

だから、エージェントを付けただけでは、必ずしも転職はうまく行きません。だって、彼らもその会社や業務の実情について知らないんですから、仕方ないですよね…。

 

 

OB訪問の必要性

そこで、必要になってくるのが、実際に働いていた人に会って話を聞くということになるでしょう。言ってみれば、学生の就職活動をしていた頃のOB訪問って奴です。

 

でも、働きながら転職活動をするのは、大変です。時間もかかります。だから、多くの人が、この工程をスキップしちゃいがちなんですよね。

でも本来、会社や業界の事や、その業務の知識を前もって理解をすることで、面接対策は飛躍的にやりやすくなるものです。

 

そこで、本記事では、疑似OB訪問を意識しつつ、FASについての裏側の情報を盛り込みました。エージェントからの一般的な面接対策の説明を補完するものとして読んで頂けると、より効果を発揮するのではないか思います。

 

 

転職ステップ上の位置づけ

転職活動のプロセスを整理しておくと、以下のようになります。


この記事では、FASのM&A職種を受ける方をターゲットに、Step 3の会社選びや業界・企業分析に役立つ情報に触れながら、Step 5の面接対策について解説しています。

 

FASについての実体験に基づいた話を盛り込んでいるので、
面接対策だけではなく、業界分析・企業分析に必要な要素も含まれているというわけです。

 

Step 1: 転職の目的・目標を決める
Step 2: 自己分析
Step 3: 業界・企業分析、企業選び
Step 4: 書類作成
Step 5: 面接対策
Step 6: 条件交渉、入社意思決定
Step 7: 現職の退職

 

この記事の使い方

1点、お断りをしておかないといけないこととして、僕自身がFASの面接を受けたのは、既に遠い昔となってしまっており、また、FASを退職してから既に、数年が経過しています。

 

また、本記事は、面接・面談の通過を保証するものではありません。
登場する考え方やサンプルは、個人の経験及び実例を元に作成しておりますが、100%採用時に当てはまるとは限りません。受ける方の個人の経歴、企業のその時々の業績や採用基準、採用ポジションで状況が異なります。
記載の企業から不合格になっても責任は負いかねます。

以上をご理解の上で、ご利用下さい。

 

 

と、ディスクレイマーを長々と述べた一方で、
本記事はFASに長く務めたことで知り得た内情については包み隠さず記載しています。また、僕自身も未経験で受けて入社をしたからこそわかる、未経験者に求める内容を中心に記事にしており、それなりに貴重な情報を詰め込めたのではないかと自負しています。



そして、求めているものがわかれば、おのずと対策が立てやすくなる側面は必ずあると思います。

 

古くても根本的には色褪せない、重要ポイントを皆様の転職活動に役立てて頂けたら、幸いです。

 

 

なお、職務経歴書の書き方などについては、以下の記事に記載しているため、併せてご覧下さい。

 

 

 

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