METROFARCE - なしくずしオペラ
メトロ ファルスは、1981年、ロックバンド「ホットランディング」の伊藤ヨタロウと光永"GUN"巌がバカボン鈴木(ex.パール兄弟ほか)を誘って結成された音楽グループ。
メトロファルスとは、地下の笑劇・道化芝居といった意味。
1982年、自ら立ち上げたキッチンレコードからEP「SAKAMOGI SONG」を発表しレコードデビュー。
1984年にアルバム『PiPi Zazou』(コロムビア)でメジャーデビュー。
その後「PAST FUTURE ANIMATORS」「STANDS」「GAIA』とキャプテンレコード三部作を経て、1989年、三原重夫(ex.ローザルクセンブルグ)加入し、ロンドン録音による「GOOD MORNING MR.TARISUMAN」を発表。
90年代に入り、横川理彦、田村玄一(ex.リトルテンポ)らを迎え、「風狂伝」「LIMBO島」「俺さま祭り」を発表。
江戸っ子気質をあらわにしたヨタロウの諧謔的で饒舌な歌詞とパフォーマンスを中心に江戸前ジプシー・ミュージック(!?)を展開。
「なしくずしオペラ」は、1984年にインディのキッチン・レコードからリリースしたファーストアルバム「バリザンボー(BARIZANVEUX)」に収録されてる曲。
音は、ニューウェイヴ系プログレとも言える斬新さが有るし、歌詞もヨーロッパ的というか、無国籍風というか、独特の個性が有って面白い。
演奏技術も高くサウンド面もしっかりしているし、プロモーション・ビデオも演劇的な楽しさが有って良い。
私は、一時、インディ(自主制作)盤に凝ってた時期があります。
それは、メジャーには無い個性や独創性に富んだ音を求めてのことでしたが、正直言うと、インディの技術的なレベルの低さや、見た目とハッタリばかりで全く独創性が感じられない音に落胆する事の方が多かったです。
唯一と言って良い位、明らかに違っていたのは、このメトロ ファルス。
技術に加えて、個性や独創性も際立っており、メジャー含めて考えても、日本ではトップレベルの才能を持ったバンドという印象を持ちました。
今聴いても新鮮で良く出来てると思います。
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