
マイケル ドリス
灰谷 健次郎 訳
沢田 としき 挿絵
朝の少女
1992年アメリカで出版、1994年邦訳出。
朝早く、いろんなことで頭をいっぱいにして目を覚ます ”Morning Girl (朝の少女)” とその弟、眠っていなくても夢を見ることのできる ”Star Boy (星の子)” の物語。
やがてやってくると言われていた新しい妹を心待ちにする朝の少女。
星の子は 「弟か、オウムかもしれないじゃないか」 と言って楽しみにしていたが、新しい妹はやってこなかった。
母さんも父さんもとてもがっかりしていたけれど、姉弟は両親がいることにとても幸せだった。
ラストシーンでは、大自然の中で生きる彼ら部族に、未知の来訪者が訪れる。
----------
人間の子供は知識こそないけれど、生まれ持った知恵があると思います。もしも知識を持って生まれてきたならば、こんなことを書くかもしれない・・・。そういう、童話です。
子供に向けた作品といわれますが、内容はシビアです。知識のない子供がこれを読んで、やがてこの作品の意味を知ったとき、良い効果があるかどうか。僕個人的には、大人向けの童話だと思います。