僕はジョニー 1970年ドイツ生
mercedes-benz 280S 53歳。
私はマリー 1988年ドイツ生
volkswagen golfⅡ 35歳。
旅が大好きなオーナー夫妻、やまぴー&まる子さんの元で暮らしています。このブログではブログ喫茶店と称して、私たち旧車が出会う旅をテーマに日本の素敵なヒト、コト、モノとの出会いをお届けしています。
tea break のお供にお読み頂けたら嬉しいです。
それでは
本日のガレーヂ喫茶
ジョニー&マリー 開店です!
本日のおすすめメニューは
「汚泥の神様」
店番はブログ初登場
マリーちゃん🚗のオーナーまる子がお届けします。
皆さま初めまして!
マリーちゃんのオーナー まる子です。
先日、北海道を訪れました。
今回はジョニー&マリーはお留守番。
いつか一緒に行こうね。
↑今回はマツダCX5くん(ディーゼル車)に
お世話になりました。現代の車に慣れていない私たち。車内の気密性の高さ、オートロック、自動追尾装置、燃費の良さ等、いちいち驚く。
コロナ禍により4年ぶりの北海道、
初飯は、岩見沢市(札幌から車で1時間)
のメープルロッジでエゾシカバーガー🍔
臭みもなくサッパリジューシー空知地方の鹿肉100%のパティ&岩見沢名産の玉ねぎが生み出すハーモニー🎵美味しかった😋
助手席の人だけランチワイン🍷
岩見沢の宝水ワイナリーさんの
Ricca 雪の系譜レンベルガー2020🍷
ライトボディでランチにピッタリ。
その後、岩見沢市在住の友人
岩見沢市役所の斎藤貴視さん、
お米農家の峯淳一さんと4年ぶりの再会を果たしました!当時、高校生だった斎藤さんの娘さんは大学生に。素敵なお嬢さんに成長されていて4年の歳月をしみじみ。
ところで
皆さんは下水汚泥をご存知ですか?
皆さんが使用した上水は下水道を伝って下水処理場へ行きます。下水処理場では汚水を綺麗にして自然に返します。その過程で発生するのが下水汚泥です。
私はかつて下水道の研究所で広報として働いていました。下水道技術のことは全く知りませんでしたが、下水道技術者向けに下水道のメールマガジンを毎週一回、8年間配信していました。そんな私に広報を任せる上司の器もすごいですよね。
当時はネタに困っては私事旅行でご当地マンホール蓋の写真を撮って記事にしたり、夫のやまぴーは地面ばかり見て歩く私の安全確保係と運転手を兼ねてサポートしてもっらたものです。やまぴーいつもありがとう。
そんなある日、旅好きの私たちは、北海道旅行を計画しました。公私混同も甚だしく、メルマガのネタをとれないかと画策していて思いついたのがビストロ下水道に関する取材でした。ビストロ下水道とは国土交通省と日本下水道協会の施策で下水汚泥から肥料を作り地産地消型の循環型農業への取り組みをビストロ下水道と銘打ち2010年に始まりました。今考えるとSDGsが叫ばれるよりずっと前から先進的な取り組みが始まっていたのです。
そこで私は勤務先の研究員S女史に、ビストロ下水道のパイオニア北海道岩見沢市役所の方への橋渡しをお願いしたのでした。後にS女史とは一緒に北海道旅行をする仲になりました。S女史、ご無沙汰しております。久々にお会いしたいですね。
2015年夏。
岩見沢市役所を訪れると下水道課の斎藤貴視さんが出迎えてくれました。
私まる子は沖縄出身なのですが、斎藤さんは小学校6年生の時から2年間、父上の転勤で沖縄で過ごし那覇の高良小学校・小禄中学校へ通っていたとのことで、すぐに意気投合しました。沖縄のイチャリバチョーデー精神(出会えば皆兄弟)はやっぱりすごいです。
↑今回訪れた日の翌日は大雪予報🌨️
斎藤さんのマイ除雪機運転体験をさせていただきました。これハマります。次回は雪のある時にやってみたいなあ⛄️
↓体験動画はインスタをご覧ください
2015年夏に戻ります。
まず南光園処理場へご案内いただきました。
当時、南光園処理場内の試験農場では汚泥肥料を使用して、キャベツ、落花生、たまねぎ、ジャガイモなどを栽培していました。
次にお米農家の峯純一さんの田んぼを訪問。
峯さんは、米栽培においてタブーとされる堆肥、しかも下水汚泥を利用した堆肥を用いて米栽培を行っています。汚泥堆肥栽培を始めた当初は、賛同する人は少ない中で、汚泥堆肥で米が作れるわけがないという常識を覆した峯さん、行政と農家の橋渡しを行った斎藤さん、お二人の存在なくして、岩見沢市のビストロ下水道は語れません。
お二人のご活躍は国土交通省HPにも掲載されています。
是非お読みください!
↓峯さんのお米はインスタをご覧ください。
峯さんのお米がネットで買えるようになるそうです。
詳細は分かり次第お伝えしまーす。
↑今回、久々に峯さんの堆肥場にて。
峯さんの堆肥は冬でもポカポカ。
キタキツネ🦊くんがやってくることもあるそう。
下水汚泥堆肥を普及するにあたって、農家さんは岩見沢市から汚泥の提供を受け、自家製の堆肥場で堆肥を作ります。堆肥が出来上がると堆肥を田へ散布する農機が必要になりますが、峯さんは私財を投じて農機をオーダーメイドし他の農家さんへも農機を貸し出していました。その姿に私は、なぜそこまでするのですか?とたずねたときの峯さんの答えが今でも忘れられません。「次世代へ良いバトンを渡したいから、少し自分に余裕ができたときは、できることをしたい」と。この言葉はその後の私の生き方に大きな影響を与えました。
↑名物 美唄焼き鳥、サッポロビールとともに。
峯さん、斎藤さんの新たな挑戦について
熱く♨️語り合う2023年冬⛄️
お二人は間違いなく●ではなく★ですね🍺
あれから8年。私も年齢を重ね、人生の節目節目で人としての機微を備えた素敵な大人達に支えられ、良い社会に育まれてきたことを実感しています。そして今、私たちはそんな大人になっているだろうか❓と思う今日この頃。峯さんや斎藤さんにように大きなことは成しえないイッカイの主婦ですが、このブログで素敵な出会いや素敵な言葉をお伝えすることで、少しでも社会貢献できたらなあと思いブログを始めました。
今、世界は混とんとしていますが、一緒に次世代へ良いバトンを渡しませんか?
私のかつての上司の言葉
「恩は返すものではなく、次世代へ送るもの」
小さくてもできることから「恩送り」したいなと思っています。例えば満員電車で、さっと妊婦さんに席を譲るとか。私のできること小っちゃい(笑)
このご時世
世知辛いけど世の中捨てたもんじゃないと
思える社会になると良いなあ。
最後に
峯さん、斎藤さんいつもありがとうございます。
どんな分野においても何かを新しく始める時、そこには賛否両論いやむしろ否の方が多いかもしれません。そんな中で情熱を持ち続け開拓するお二人の不屈の精神からパワーを頂いています。
これからも末永くお付き合いのほどよろしくお願いします。
Special thanks to Mr.Mine and Mr.Saito.
それでは本日はこの辺で。
ご来店ありがとうございました。
またのご来店お待ちしております。
本日の店番は
マリーちゃん🚗のオーナーまる子でした。
追伸 今回の北海道グルメはこちら⬇️