はいよー、噂のヴァーン・ヘルシーング!です。
新年一弾目がコレですか。
自分でも謎なチョイスですが、ぶっちゃけ最近観たからよく覚えているというだけの話です(笑)

公開が始まる前、映画館のCMを観てから、ものすんごい観たい!!と思っていた映画だったんですが、諸事情によりガックリ→別にビデオでいいやーと割り切った作品でもありました。

大体観たい理由てのが他でもない、ケイト・ベッキンセールが出てるから。
これに尽きますね!
ヒュー・ジャックマンも無論好きなんですが、ケイトとヒューとどっち取ると言われたら、私は迷わずケイトを取ります。
だって好きだから(自分でもよく分からんけど)

で、先日とうとうビデオレンタルして来た訳なんですが、一言で感想言うなればです。

うん…よく…頑張りました…(乾いた笑いとともに)

てな具合。

むむむ、バンパイア好きの私にとってしてみれば、モチーム的には文句なしのはずなんですが物語はいまいちかな、と。
売れるかとどうかも分からんのに、明らかに2狙いの雰囲気がビシバシ伝わってくるのも、ちょいと鼻についたと言えば鼻につきました。

大体、ヘルシング。お前、弱すぎ(号泣)

なんですか、オンリー人間様の力ではモンスターに太刀打ちできないとでも仰りたい?!(笑)

あのー…名うてのモンスター・ハンターであるはずのヘルシングが、こともあろうに狼男になって吸血鬼と戦っ…!!(なんか微妙にやりきれまてん)
吸血鬼VS狼男の構図は「アンダー・ワールド」でもやりましたが、この映画においては少々突飛すぎるような印象もあり、第一、理由づけが漠然としているため、妙な納得のいかなさも残る気が致しました。

うーん…何も考えずに楽しめる!と言うには、物語の展開もそこまで起伏ある訳でもなし、設定的にもそこまで深い魅力がある訳でもなし…えー…はっきり言ってもいいだろうか…?

半端…だった…のよ…?(訊くな)

多少設定や理屈に難があったとしても、それすら気にもならない程圧倒的なスピード感で迫ってくる映画というのもこの世には無論あるのですが、それと言うには、この映画、一味も二味も足りないような気がしました。
本当に普通に観れてしまう。
普通に観れてしまって、普通に終わるので、特に印象に残るものがない、そんな具合ですな。

おっと、あらすじ(笑)
話はバチカンに拾われた記憶喪失のモンスター・ハンター、ヴァン・ヘルシングが、代々吸血鬼と戦って来た一族の末裔、アナ王女を救うためにトランシルバニアへ赴き、吸血鬼と戦う、てなもんです。
かなり簡単に要約してますが。

吸血鬼ものというと私の場合、今まで観た中ではだんとつに「ブレイド」シリーズが大好きです。某会社ゲームの某悪魔ハンターと違いますが(笑)正にスタイリッシュ!!な感じが好きでしたし、設定も結構面白かったので。後、アクション冴えてて大好きです。
まぁ、話の展開自体はそう凝ってる訳ではありませんが、やっぱり何回も観てしまう位面白い。

パッパッと話が進むという点においては大差ないはずなんですけど、要所要所での見せ方に「すごい!!!」と手放しで褒められる程の迫力がなかったような。
多分、主人公のヘルシングがあんまりにも弱すぎるというのはあったのかも。あの特異な武器もそこまで見せ場なかったしなぁ…。

何よりも、モンスターが総出演過ぎ!というのが…また、話に統一感を欠いた気がしてなりません。吸血鬼、狼男までは許すとしても…フラ…フランケ…?!(あんぐり)
一体この映画はどうなっちゃってるかしら??と思わずには…。出てくる必然性ていうのも、そんなには感じませんでしたし。

ラストバトルも案外あっさり決着。
並びに、アナ王女の生涯にもあっさり決着が(血涙)
いや、別にヒロインが死ぬという結末が悪いといってるのではないんですが、とってつけたように死んでしまわれたので、ちょっと腑に落ちませんでした。

好きだったのは音楽と吸血鬼というモチーフのみでした。
まぁ、2で面白くなるなら、それに期待してもいい…かな?位でしょうか。

あ、でも、アナ王女が捕まって吸血鬼と踊るシーンがあったのですが、あそこは唯一好きでした。吸血鬼ポーイ、微かなエロスムードがよござんしたね(笑)
満足というには不足の多い内容ではありました。

でも、今一つ。

アナ王女…壁に叩きつけられても、落とされても、殴られても、ピンピンしてたのに、あのラストはねぇーよー!!(涙)

救いといえば、ケイト嬢が大層お美しかったことです。

眼福…!(泣きながら)