ブルージャイアント、あまりに高温のため赤を通り越し、青く光る巨星。青色巨星。

 

世界一輝くベースボールプレイヤー、まさに大谷翔平選手のこと。

 

最近はHRが止まっているが、世界最高の舞台で頑張っている彼を見ると、脱帽の一言。彼がHRを打つと嬉しくなる。本当に日本を元気にさせる、すごいスターだ。

 

もう2024年も半年が過ぎてしまった。衝撃の元日能登半島地震からもう半年。大谷翔平選手の結婚から、事実は小説よりも奇なりを地で行く、通訳の26億円横領事件など色々とあったが、もう遠い昔のことに思える。

 

独りの生活にもだいぶ慣れて来た。

初めの寂しさが噓のよう。仕事も変わり、ここ数か月は色々なところへ行くことが多くなり、気を紛らすことが出来ているのかしらん。その代わり太った(地方の名物をよく食べている)。また、休日はあっという間に過ぎ去ってしまう。

 

もう小生のような年になると、新しいことへの関心が薄れてきていることに気付き、焦る。新しい物へ挑戦する意欲が湧かず、ただ漫然とした日々、ぼんやりと結末や内容が分かっている、昔読んだ本、映画や漫画、アニメなどに手が伸びてしまう。もっと新しいことに挑戦せねば、老ける一方だ。最近は白髪も増えてきたし…。

 

ただ、そんな中、珍しく本当に驚いたCDを手に入れたので、ここに自慢する。まあ、ブログを書く以上、誰かに読んで頂きたい気もするし、こんなCDがあったことを報告したい。

 

 

「栄光のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 その名指揮者たち 20世紀前半のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を支えた11人の名コンサートマスターたち(特典盤)」 企画:株式会社 新星堂

 

小生、かれこれ約30年ほどクラシックCDを集めているが、このCDの存在には本当に驚いた。2003年に発売された企画物CDの特典盤なのだが、21年間一度もお目にかかったことが無く、ネット上でも見たこと無し。クラシック中古CD屋の聖地にて見付けた時は、本当に感動で震えた。流石、花の都。

 

コンサートマスターとは、オーケストラのリーダーのような第一ヴァイオリン奏者だが、これは世界一のオーケストラ、ベルリン・フィルのコンマスの11人の名演集なのである。更に、20世紀前半というところが、また痺れるのよ。

 

小生もベルリン・フィル好きで、ある程度昔の録音にも興味があったのだが(タシュナーの録音を一時期集めてた)、収録コンマスは5名しか分からず。この企画の担当者のBPO(ベルリン・フィル)愛を感じ、また心服尊敬する。解説も短いながら丁寧で簡潔、凄い方がいたものだ。

 

新星堂。小生が学生時代の時は、京都市役所前に広がる地下街、ゼスト御池に店舗があったがいつの間にか無くなってしまった。ここの会社は、過去には色々なクラシック録音の企画物CDを出していて、小生も数種類購入させて頂きお世話になった。今でも、おっ!と思う新星堂企画の中古CDもたまに見かける。

 

コンパクトディスク。今はアナログレコードの方が人気があり、売上を伸ばしているとのことだが、CDは売上減少に歯止めがかからないようである。もちろん、原因はインターネットで様々な音楽が無料で聴けてしまうからだ。

 

しかし、何故こんなにタダで音楽が聴ける世界になってしまったのだろう。小生としては、ネット上で、無料で!音楽がすぐ聴けるこの世界が異常でならないし、音楽の有難味が薄れてしまう気がする。

 

もうあの新品CDのシュリンクケースを破る、ワクワク感を味わうことは無いかも知れないが、小生は未来永劫CDを集めるであろう。無から有を、興味が無いところから、欲しい気持ちを生み出すのには力がいる。クラシック音楽で云えば、新星堂のような会社、また、このCDの担当者のような良い紹介者が必要なのだ。

 

「音楽を聴こうという気持ちになることが、一番大切。」と確かフルート奏者の工藤重典さんか、ソムリエの田崎真也さんが云っていたと思うのだが(朧げな記憶でどちらか分からない)、まさに至言である。心の余裕、心構え、そして期待感。最近は、タイパ(タイム パフォーマンス)なる言葉が、若い方に流行っているらしいが、明らかに長めの曲(ほとんど長時間!)が多いクラシック音楽を聴く心のゆとりこそが、現代社会に必要なのではないかしらん。

 

ここまで書いて来ましたが、まだ小生、上記のCDを聴いておりません…。もう未聴ラーという、聴かなくても満足出来る領域に足を踏み入れております。故クラシック音楽評論家には聴かなくても名演と分かる方もおられましたし…。もう、嬉しくて、もったいなくて聴けないんです(早く聴けよ!と自ら突っ込む気持ちも湧きますが)。このいつ聴こうかな、という気持ちも大切なのです!?

 

密かに、20年後は中古クラシックCDが高騰している未来を予測している小生。でも売らんと思うけど。

 

余談ですが、いつかブログでジョン・ウィリアムズ氏の曲をBPOにて演奏して欲しい!とブログに書いていたことが、数年前に実現されたので、あながち外れはしないと思っております、はい。

 

我部屋のオーケストラ。

妄想演奏曲はジョバンニ・ヴァティスタ・ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲第22番ト短調で。特に第一楽章は、超名曲。一生に一度は聴いて頂きたいです!本当に良い曲なんですよ、あの耽美な旋律に心を締め付けられてくだせい。