この街の夏はまだまだこれからだ。
日本屈指の阿波踊りが街を彩る、この地域最大の祭りを一週間後に控える、
そんな金夜にどこからともなく集まるドリームビリーバーたち。
ひとたび彼らが集まれば、そこはさながらフェス会場へと様変わりする。
仕事帰りのビジネスマンも、酔いどれた学生も、キャバ嬢も、黒服のお兄ちゃんもみな足を止め、彼らの音楽に身をゆだねる。
ビートルズが鳴った。
通りすがったフォーリナーが場をさらに盛り上げる。
深夜だというのに歓声が湧き、拍手がおこり、大輪の笑顔の花が咲く。
そして酒がうまい。
知らない誰かと乾杯する。
さらに酒がすすむ。
ホームレスが踊る。
こんな光景はじめてだ。
お盆も仕事をこなし、夏バテぎみの俺を癒した。
欲望を開放し、音楽に身をゆだねる。
これはある街のほんの一コマ。
しかしさながら野外フェスのようにご機嫌だ。
まだまだ夏は終わらない。
夏バテなどしている場合ではないかもしれない。
人生楽しんだもの勝ち。
iPhoneからの投稿