レーザーディスクで映画を集めて少しずつ観ています。

学生時代には映画館で400本、そのうち試写会で150本程観ました。
当時ロードショーは1500円でしたが、招待券で月末に新宿と有楽町で2
ずつ計4本はしごする有り様で4年間の平均単価は150円台でした。

レーザーディスクはたぶん1700作品ほどあり、DVD の中古やパブリックドメインを合わせて2000作品ぐらいになりました。20世紀の作品が中心です。

なるべく税別100円で購入し、上限で200円なので、お財布には優しいです。

その内観たのはまだ1割程度で、今は時間取れず月一本ペースなので、この先何年かかることやら、まるでわかりません。
プレイヤーもいつまで動くかわかりませんが、元々の1台に中古で2台追加して稼働中です。

という有り様です。観た作品について、感想を徒然にお伝えしようと思います。

第一回目は昨晩観た1976年作品・愛のメモリー・Obsessionです。




当時の試写会の師匠であったE君に勧められて名画座で見た作品で、かなり無理のある筋書きのできばえ以上に、とても好きになった作品で40年経て観ても、その不思議な魅力は変わりませんでした。

ブライアン・デ・パルマ監督には本作+前後のファントム・オブ・パラダイスとキャリーでノックアウトされましたが、いずれも女優さんの選択にかなりのこだわりを感じます。

なかでも本作のジュヌビエーヌ・ビジョルドの起用と演技はとても印象に残り、再見して、改めて奮闘ぶりに拍手を贈りたいです。自分はこれとまぼろしの市街戦で大ファンになりましたが、彼女のキャスティングが無理な方には、きつい作品かも。

主人公と同じくらいの年齢になり、娘も同年代なので、かなり父親の立場から見てしまいましたが、主人公のいたたまれなさと強迫観念=原題、には公開当時よりさらに身につまされました。

ビルモス・ジグモンドのしっとりしたトーンの色調のカメラ、バーナード・ハーマンの素晴らしいスコアにも酔わされましたが、クリフ・ロバートソンの抑えた演技もたいへんなものだと気がつきました。

当時はデビューのジョン・リスゴーが強烈で、ジュヌビエーヌ・ビジョルドが可愛くて、主人公役は少し頼りない印象でしたが、後半の追い詰められる受けの演技やラストのなんとも言えない主人公の表情はなかなかです。

とはいえ本作は主人公以上にジュヌビエーヌ・ビジョルドの印象がやたらと残ります。表ジャケットには人質の二人だけ!

さて、次回は未見のヒッチコックのめまいか、ビジョルドのまぼろしの市街戦か、デパルマのファントム・オブ・パラダイスか?