おお
お前は遥かなる時の淀みより生まれ出で
冷たい海流に乗りやって来た
今や汚れなき沈黙に包まれて
美しき楕円盤を眺めている
お前は遠く揺れながら
広大な世界を駆け巡る
黄金色に光り輝き
時に赤々と燃え上がる
己の身を裂き火を放ち
訪れる死のその瞬間まで
それがお前の運命で
逃れることなどできないのだ

しかしお前はその最後
徐々に凍りつく苦しみの中
ふと鶯の声を耳にする
茫漠とした大地の果て
ぽつりと生えたオリーブの木
その枯れ落ちた一節に
留まって啼いている
高貴な衣の夜の娘が
いずれ老いぼれのお前のために
淡い花びらを捧げ待つ

ルイセニョール
歌っておくれ
弔いの歌
傷口を縫う慈愛の歌を
咲かせておくれ
華麗な死体に最高級の葡萄酒を
その乾いた唇の上
念入りに温めておくれ
眠ってしまった真紅の道と
静かに呻く循環機械を
聖なる光の一節で
ルイセニョール
ルイセニョール
あの老いぼれの太陽のため
だらしなく生きる太陽のため
沈む最後の一瞬だけは
凍える魂を照らしておくれ
かわいらしい火を焚いておくれ