<ペラペラ幻想について>
英語をペラペラ! よく使う表現ですが、あいまいな内容です。
日本語で考えてみましょう! 弁護士同士の会話に参加できますか? 大学の物理学教授と物理の議論をしますか? 女の子のファッションの話に参加できますか? 国語辞典の内容をすべて知っていますか?
そうです、我々は日本語ですら、極めて狭い範囲の内容しか表現できないのです。ですから、ペラペラなどとあいまいな内容を目指さずに、前回、書いた大学教授のような状態を、まずは目指すべきだと思うのです。そのためには、自分の専門領域を持つ必要があるということになります。
以前、同時通訳の会議に参加したことがありますが(私は通訳された内容をイヤホンで聞く側)、何言っているか全然、わかりませんでした。通訳が我々の仕事内容をわかっていなかったからです。
<海外ドラマ、洋画による学習>
楽しいですし、生の英語が学習できていいことづくめです! ですが、自分で実際にやってみるとわかりますが、それほど語彙力は増えません。理由はよくわからないですが、そうなんです。もちろん、何度も使用される表現などは、その使われるべきシチュエーションも含めて完全に自然に習得できます。ですが、そのような表現は少ないのです。恐らく、一日20時間くらい見続ければ、何度も使用される表現の数も相当数になるのでいいのでしょうが(要するに海外で過ごすようなものですよね)、そこまではできないでしょう。スクリーンプレイやDVDの字幕表示を使う方法も考えられますが、そうするともう英語の勉強みたいになってしまい、他の方法とさほど変わらなくなってしまいます。
私はどのくらい海外ドラマが理解できるのかというと、かつて、スカパーのチャンネルを替えていて、偶然、スタートレックをみつけました。何かちゃっちいメイクだなと思って、見始めたら、そのまま最後まで見てしまいました。後から気づいたのです! 英語のドラマを英語のまま楽しめたと! それに調子づいて、スタートレックを毎週かかさず見ていたら、状況設定とか、登場人物の性格とかがよくわかって、ますます楽しめるようになりました。映像の助けもあり意味は推測でき、かつ音声が何となく聞き取れた(「発音記号の学習+とにかく英語を聞く」の効果です!)単語なども電子辞書で検索してみると見つけることが出来、そうして調べた単語はよくあたまに入りますね。ですが、別の法廷劇とかを観ると、何を言っているのかよくわかりません。そもそも法廷でのやりとりそのものを理解していないのですから、無理もないですね。これもずっと見続けたら,少しはわかってくるのでしょうが、幼児みたいに無限の時間を持っているわけではないですからそうもいきません。ドラマを見る際も、やはり、自分が日本語で理解できる内容や興味のある分野を優先させ、ペラペラ幻想に陥らないようにしないといけないですね。
結論は、初学者にはお勧めできない学習法です。
続く