ニルソンのうわさの男(Everybody's Talkin') | ロックに触れる日々

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素人バンドでいつも遊んでいる"ジョンえもん"の音楽に触れる日々を綴ったブログです。

ひとつ前に映画音楽という話を書きましたが続きです。

印象深いという意味では前の記事の「知りすぎていた男」のドリス・デイのケ・セラ・セラが一番なのですが、いいなァと思う曲で一番なのはニルソン(ハリー・ニルソン)の「うわさの男(Everybody's Talkin’)」です。

この曲はジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマン主演の「真夜中のカーボーイ」の主題歌です。「真夜中のカーボーイ」はいわゆるアメリカン・ニューシネマの代表的な名画で、ロクデナシのふたりが不格好な友情を育んで行くという物語です。私のこういう言い草だととても面白い映画には思えないでしょうが、これが本当にいい映画なんです。何度見ても涙を止める事ができない系です。

若い人なんかは特にアメリカン・ニューシネマというものに馴染みが薄いでしょうが、ロックとか、音楽が好きな人のメンタリティにはマッチする作品が多いような気がします。ここを読んでいる人は音楽好きな人が多いと思うのでぜひ見てみてくださいね。アメリカン・ニューシネマといえばボニーとクライドでお馴染みの「俺たちに明日はない」もオススメです。

お話がそれました。「真夜中のカーボーイ」に話を戻して、まだ見てない人のために詳細は書きませんけど、ジョー(ジョン・ヴォイト)とラッツォ(ダスティン・ホフマン)はふたりとも本当に生きるのがヘタで、どっちを見ていてもハラハラするというか心配で心配で仕方がないんですが、そのふたりがひとつの画面に収まっている間はなんとも言えないホっとする感があるんですよね。

不器用な友情を育んだふたりが向かう先は…というラストシーンで、映画のオープニングでもかかった「うわさの男」のギターを爪弾くイントロがポンポロリンとかかるんですが、もうここで画面が見えないくらいの号泣となるわけです。毎回。

ちなみにこの曲はニルソンのオリジナルではなくてフレッド・ニールというフォーク歌手の曲です。そしてニルソンの一番のヒット曲と言われているのがバッドフィンガーの「ウィズアウト・ユー(Without You)」です。ウィズアウト・ユーに関してはバッドフィンガーの「No Dice」というアルバムに入っていて、このアルバムが私にとっては愛聴盤なのでマイナーな曲というイメージはなかったのですが、世間的にはそれほどの有名曲じゃないそうです。そして「うわさの男」も同様にあまり有名じゃない曲だったそうです。

ニルソンって、カヴァー上手みたいですね。そして歌がうまい!いや、うまいっていうか表現力豊かっていうか。


そんなわけで、とりあえず「真夜中のカーボーイ」のDVDを借りてきて、見てみてください。先に書いた「「俺たちに明日はない」とか、「タクシー・ドライバー」も一緒に借りてきて一気見するというのもオツなものですよ。ちょっと気持ちが沈むかもしれませんけど(笑)