都立大学の裏通り。ひっそりと暖簾を掲げる和食店「メデ・イタシ」
自宅からバスで行って20分ほど。世田谷から都立大学、意外と近いんです。
「メデ・イタシ」はめでたいの語源からという。
お店はコの字のカウンターとテーブル席。
店長さんが目配りをしているので、テーブル席も不自由なことなし。
心地よく食事をすることができる。
こちらは食材にこだわり、その味わいを大切にいかした、身体に優しい和食を
売りにしているとの事。
岐阜のピークウイスキーのハイボールでスタート。
飲んだことのないものだったけど、まろやかさが光るウイスキーだ。
お通しは春菊豆腐。
口に入れれば爽やかな香りが駆け抜ける。
まずは芽ネギと〆鯖で。
くるっと巻けばアクセントの芽ネギの食感。
そして絶妙な締め具合の鯖。脂のりも良く素晴らしい。
本日のお刺身三種盛り
眼仁奈(めじな)、鯒、雉子羽太(きじはた)
長崎から来た珍しい放血神経じめされた魚3種類。1週間熟成しているそうで
綺麗に血を抜いたためか、臭みなし。白身ながらどれも旨みが乗っていた。
面白かったのはその食べ方。
眼仁奈は椎茸醤油、鯒は煎り酒、雉子羽太は上にかかったからすみと共に。
印象的だったのは煎り酒の鯒。
江戸時代のお醤油代わり、煎り酒。幾らか酸味と塩味のついたものだが
その味わいは白身の旨味を引き立てる。
黄身酢トリュフフライドポテト
反則の一品 笑
メニューを見たらトリュフ塩と思いきや、削ったトリュフの芳しい香り。
黄身酢がマヨネーズのようでディップして最高。
白子バター醤油焼き
この季節の逸品。口中でとろける味わいを楽しむ。
となれば日本酒へ。
こちらは山田錦や雄町など定番の酒米のお酒じゃない
個性的なお酒を取りそろえ。
南 無濾過 出羽燦々 生酒
初めて飲んだ高知南酒造のお酒。
新春の新酒で、山形の酒造好適米「出羽燦々」を使用。
香り高い高知酵母との組み合わせが華やかで優しい。
締めはうにの焼き飯。
ビジュアルも映える逸品。
食べることも飲むことにもこだわりたい大人の居酒屋。
近くにイイお店を見つけました。