表参道と言えばファッションの街。
カフェ、パンケーキなど色々あるけど寿司は少ない。
中心地表参道の交差点からすぐ近くのところに
雰囲気良く、ゆったりと楽しめる良いお寿司屋さんを発見。
鮨とみ田
お店は階段を降りて地下にあります。
HPを見ると会員制と書いてありますが、ランチは誰でも入れるそうです。
そして1回来たら、会員制度で指紋を登録して、扉が開くようになるとのこと。
お店には芸能人やVIPの方も多数来られるそう。
指紋認証って、入りにくい感じもありますが、
雰囲気を保つにはこういう環境づくりも致し方ないかな?
店名は武田双雲の書ですね。
親方は富田竜二さん、39歳。
高校卒業後から寿司の道へ。その後、六本木のすし仙で
開店時から立ち上げをして、2015年6月に独立。
ランチは5,000円から。
握りとツマミを混ぜて出してくるタイプです。(◎がつまみ)
中トロ
春子
蛤潮汁
縞鯵
赤貝の茶碗蒸し◎
鮃(縁側入り 青森)
鰹(枕崎)
白魚和え物◎
蒸し寿司◎
イクラ
串揚げ 海老芋と銀杏◎
赤身
カイワレ昆布締め
穴子
玉子焼
留椀
アイス
シャリは赤と白2種類を使い分け。
赤は興兵衛と金将、白は琥珀の横井王道スタイル。
この日印象的だったのは
中トロ。先ず一貫目からマグロをぶつけてくるあたりが
自信の現れ。マグロは築地トップの仲卸やま幸からとのこと。
赤シャリと渡り合う大間産190キロのマグロ。
蒸し寿司
お椀ででてきて、何?と思わせる一品。
毛ガニの身と味噌を和えたお寿司を茶碗蒸しの上に乗せて。
ほっこりとする蒸し寿司。温度で変化を出すコース。
味の濃い毛ガニに、茶碗蒸しのなめらかな食感もあっていた。
穴子
トロトロな穴子。見た目は普通だけど食べると驚きが。
シャリがなんと古代米を使ったもの!
プリプリとした感じが、口の中で弾ける。そこにさっと蕩ける穴子。
食感の変化を出したいと、親方が行き着いた素晴らしい一貫。
6席しかない極上の空間でゆったりした空間で、
楽しめる寿司を握りたいと語る親方。
2種類のシャリや、古代米など考え抜いたこだわり、そして蒸し寿司。
変化に富んだアイデアが随所に現れる寿司で、
存分に楽しめました。寿司未開の地、表参道でも光る存在でした。