こんにちは!
2023年9月12日 14:30
ヤマコーペア初日
観劇して来ました…!
久しぶりのあの空気感…
始まる前から、これほど待ち望んだものが目の前にある、という、その日を迎えられたこと本当に嬉しく
2021年とどのように変化しているのだろうか、
同時に、2人だけの変わらぬ世界はどのようなものなのだろうかと、楽しみな気持ちでいっぱいに。
大輝くんの彼。
前回より更に緩急がついて、どこか私をからかうような、時折もてあそぶような軽さのある接し方を見せつつも、
自身の心の余裕を漂わせ、
より一層の「万能感」が手に取るようにすぐそこに存在し。
なんと言っても歌声も透明感が増したように、もしかしたらそれが際立つように歌い分けられているのかも?と思えて、一番びっくりして。
あんなに雑味のないスマートな真っ直ぐな声で歌っていたと思いきや、
万能感の間に見え隠れする若さ、子供っぽさが表れ、彼自身のその内面が崩れ落ちていくにつれて
声色が変化していく。
歌唱もそうですし、それ以外のシーンの言葉の返し方、声のトーン、声質もまさにそう!
前回の時には訴えかけるような、すがるような、煽るような発し方をしていたところが、
今回は軽く宥めるような声掛けの仕方だったり、
そのまた逆も然り。
松岡くんの「私」。
「彼」の「私」に対して安心しきってる感じ、とでも言うのでしょうか、
「自分を欲してくれている」という絶対的な『自信』がそこにあるような。
それを同時に「私」は掌握した上で、
全てを動かしているような中で、どこか執拗さを感じるくらいの「私」の感情、「彼」への向けかた。
前半の、「彼」へまるですがるような表出をしていると思いきや、
後半にかけての、賢さや冷静さ、
あぁ、ずっと客観的だったのだ、と
思い知らされるような、そのギャップ、振り幅が本当にすごい。
声色もたまらなく魅力的ですよね、
自我をぶつける時、
もっと、お願い、と乞う時、
諭す時、
どこか母性をくすぐられるような甘えるような時…
「私」の粘着質を表す使い分け。
奥底から出てくる「私」の内面。
私、結構「私」と似てるかも、と思ってみたりもしました、
2人の全く異なる人物と、声と。
だからこそ、二人きりの世界なんだと思い知らされるような感覚とでも言うのでしょうか。
おふたりとも
現実世界としては年齢を重ねたはずなのに、
より「若さ」が各表現から随所に見える、ということに、ものすごくびっくりしました。
よりシンプルに、そして私・彼の「人」が明確に、
感情の波と、喜怒哀楽で説明できないような心の揺れ動きとが、
ストレートに溢れ出ているような2人の世界でした。
またこうして拝見出来て本当に本当に良かった。
2021年のヤマコーペアと、また別の世界を見せつけられたスリル・ミー
どうか最後まで、無事にこの世界が続きますよう心から願って。