理都の人生悪あがき

理都の人生悪あがき

3児の母です。
子どもの事、日常の事、料理や趣味の事など綴っています。

私の趣味のひとつに「自己啓発本を読む」というのがある。


自己啓発本の著者が聞いたら怒るような話である。何で趣味なのかといえば、続かないからである。ダイエット、早起き、玄関掃除、どれも1ヶ月と続かない。だったら何で読むかといえば、楽しいからである。


自分が何者かになれるかのような感覚(錯覚)。読んだあと数日だけは早起きも掃除も出来る。綺麗になる部屋、ニコニコと上機嫌を保てる自分。それはいつも三日坊主なのだが、たとえ三日坊主でも部屋が綺麗になればいいじゃない。


さて今回読んだのはコチラ。



 「習慣力」 著者.今村暁

 

のっけから「不登校で何年も家を出られなかった子供に比べれば、この本にアクセスするという行動を取れたあなたは大丈夫」みたいな事を書かれていてヘコむ。著者はおそらく「そこまでの行動エライ!」と言いたかったのだろうが、真のネガティブ思考者には「おまえは五体満足なのに、何を悩む事があるのか」という風に聞こえるのだ。ちなみに五体満足云々は私の母が言った言葉である。まだ根に持っている。


とはいえ「自己啓発本歴」が長い私は、自分に都合が悪い文章をスルーするスキルも持ち合わせている。自己啓発本って、時々物凄い個人の主観で書かれていて、たまにトンデモ理論が展開されるんですよ。


例をあげると「睡眠は悪。私は片目ずつ目を閉じてずっと起きていた。そうすると覚醒しながらも脳は半分ずつ休める」みたいなやつ。こんなのに当たったら「わー、常人じゃ出来ない事言い出したよー」と笑ってスルーするしかないのである。


気を取り直して、本1冊分の情報から自分に都合のいいものを抽出する。さしあたり楽しそうなのは、十の誓いというやつ。


具体的で、難易度低めの目標を10個書き出し、それを毎日クリアしていくというもの。出来たら自分を誉める。出来ない日が続いたら、今の自分にとって無茶があるという事で精査する。


10個の中には「早起き」「掃除」「目標の書き出し」「目標の確認」を入れる。本当は「今までの私は~でしたが心を入れ替え~をします」みたいに、過去の反省を踏まえて書くといいらしいが、そんなんは私にはハードルが高いので、とりあえず箇条書きで10個書き出してみた。


○朝6時に起きる

○トイレ掃除をする

○水を飲む

○ハンドクリームを塗る

○納豆を食べる

○口角をあげる

○洗濯物を畳む

○手紙を書く

○目標を書き出す

○目標を確認する


以上。手紙を書く、というのは特別な意味がある。私はフルタイムで働いているのだが、休憩時間には一度家に帰る。そのときに3時頃に帰る子供達あてに毎日手紙を書き、おやつを添えているのだ。手紙の裏には一コマ漫画みたいなものを描いているのだが、子供達が割とそれを楽しみにしてくれていて、やめられなくなってしまった。


今日で2日目。納豆を食べる以外は出来たと思う。明日からまた仕事だが、頑張ろう。


私が好きな自己啓発本