こんにちは。




ようやく引越し先、引越し業者も決まり、書類関係も落ち着いてきました。事務処理はまだ残ってますが、とりあえず一安心です。旦那さんがいれば、これらは本来旦那さんがやらないといけないんですけどね、タイミングの悪さに悔やまれる不安

単身赴任に行く前に念の為にPower of attorneyをもらっといて本当に良かった。

そして、カナダでワーキングホリデーでも一年でも1人で海外に住む経験しといて良かった。

20代の私、色々病んでて大変なことも多かったけど本当に頑張ってくれてありがとう。貴方のお陰で私はなんとか難しい環境に置かれてもやって来れてるよ!



私のケースはMilitaryに沿ったものなので、通常のドイツ在住の方には殆ど当てはまりませんが、参考になる方もいるかもしれないので引越しが完了したら、そちらも後ほど記事にしますニコニコ







さて、Crucial Conversationという話に戻しますが、まずこの本では前回の記事でも述べたとおり、貴方の周りにいる人達と良好な関係を築いていく上でどのように自分は振る舞うべきか、どんな思考を待つべきか、どんな風にコミュニケーションをとるべきなのかなどが記載されています。




第一回目の記事はこちら。



前回の記事はこちら。



今後、私がお話しすることについて、私の個人的な見解については根拠は全くありませんので、「そういう考え方もあるんだなぁ」と参考程度に受け取ってもらえますと幸いです。




前回の記事では、物事を解決、改善するためにはお互いの忌憚ない、率直な意見の出し合いが大事らしいですよ、というお話しをしました。

 



また、言葉でいうのは簡単ですが、これを実践するのは本当に難しいというお話しもしました。では、どうやったら私達は問題解決に向けて建設的な話ができるようになるのか、それについて少しずつ本書籍から一部抜粋していきます。



 
率直な意見の出し合いをするということは、現状の危機を打破するために一番重要な解決策を得るために重要です。立場に関係なく、様々な知識や経験、見解を持った人達によって出し合われた意見のプールを皆で共有することで1人の人間では思い付かない解決策が見えてきます。





では、忌憚ない率直な意見を出すとはどういうことなのか、それは自分の思う(考える)ことを相手を尊重しながらもはっきり述べるということです。



前回の記事では、はっきりとした意見を言われた立場の人間が相手を尊重できるかという視点で話しましたが、逆もしかりです。




意見や考えを述べるのは良いことですが、そのやり方はとても重要です。



血縁関係があっても、家族として一緒に暮らしていても貴方以外の人間は他人です。その他人が本当にどんな人間なのかは誰にも分からないものです、またその人自身でも分かっていないことが多いです。

そんな他人と大事な話をするときに陥りやすい罠として、まず貴方自身がその問題解決に向けて正しく論点外さずに話せているかが大切になります。



そもそも問題解決以外にも様々な事柄が絡みやすい他人との会話では、自分とは反対意見を持つ人や相手、全く自分の状況を理解せずに一方的に主張してくる相手に対して感情的になりがちです。



例えば、ある奥さんが2人で最初に決めた家事のルールについて旦那さんが時々やらないことがあり、その奥さんが仕方なく何度か旦那さんの代わりにやっていたとします。
この場で、奥さんは何も言いませんが内心少しずつ不満が溜まっていきます。私もフルタイムで働いて疲れてるので何故代わりにやらないといけないのか、不公平だと。旦那さんには直接言わずに、何度か同じようなことがあり奥さんは段々と自分で色々と被害妄想も展開されて最終的には堪忍袋の緒が切れ、過去の全く関係ない事柄まで持ち出して旦那さんを突然責め立てます。


ここで、奥さんが解決したいことというのはどうやったら旦那さんに最初に取り決めた家事分担を守ってもらえるかだと思います。しかし、既にかなり感情的になっている奥さんはそこよりもどうやったら旦那さんがどんなにダメな夫であるかを分からせることに重きをおいて話をしています。むしろ、これは問題解決というより、ストレス発散に近い行為ではないでしょうか。
これだと、問題はいつまでも解決しません。自分がちゃんとその問題に沿った話し合いをしているかを見分けるためには、まず自分が感情で物事を話していないか、話し合った後に自分がちゃんと納得できているか、同じ人と同じ事を何度も話し合っていないかがポイントとこの本では述べています。


感情的になっている時は自分自身も訳がわからない状態になって相手の人格を単に否定していたりすると思うので、心当たりがあるなって方は落ち着いた時に色々振り返ってみるのもいいと思います。



では、自分がきちんと論点に沿って会話できていないと気づいたら、どうやって会話を進めたら良いか。この本ではまず後述の3つのことを意識した方が良いと述べています。それは、事実、反復性、関係性です。先ほど述べた例をあげると、以下の通りです。

事実: 旦那さんが2人で当初決めた家事ルールに従わず自分ばかりに負担がいっている。ただし、何故旦那さんがルールに従わないかは現時点では不明。

反復性: 3回以上、このような事があった。

関係性: 旦那さんがルールに従わないことによって、奥さんは尊重されていないと感じている。旦那さんを信頼できないと思っている。


このような点で問題を分解して考えると何が自分にとって問題で、何故自分がこんなにもそのことに対して不満を募らせるのか知ることができ、自分はどうしたいのか、これは単に偶発的に起こったことでないということが分かります。これで、自分がどんな話を相手とする必要があるかが見えてきます。

また、先にも述べたとおり親と子のように血縁関係にあっても他人、赤の他人なら尚更、人それぞれコミュニケーションの取り方に好みや1番良い方法が異なります。
論点から外れずに問題点について話し合っているにも関わらず一向に解決の兆しが見えない場合にはその点も考慮した方がいいそうです(確かに!)。




また、全ての会話に当てはまることだと思いますが、基本的に会話の論点というのは会話が進む度に変化します。当初の目的から大きく外れそうな話題については、論点がなんなのかを常に認識しておくこと、他の話題に移ってもいいか考慮する必要があるとこの本では述べています。


例えば、先ほどの例を使う、奥さんが旦那さんに何故家事をやらないかについて聞いた時、その原因が旦那さんの仕事が最近忙しく家事をする余裕がない、自分の上司が仕事の采配が上手くなく仕事でとてもストレスを抱えているという風に話がどんどん違う展開に移っていくとします。
その時、どうしたら家事やってくれるの?という最初の論点に沿って話すか、旦那さんの仕事の現状について話題に移るか、ここは何となく話を展開するのではなく、今どっちの話題に行くべきか自分で決定して話を進めることが大切とも述べています。




この話題については、この本では他にも色々述べてますが、この辺りで終了にしたいと思います。


ではでは、次回に続きます。:)


つづく。