ブログネタ投稿の時にも書いたことですが、
以前、ウチ(一人暮らしの2DK)に、不法侵入者が現れたことがあります。
これが、あとから考えると奇妙なやり取りだったので、
ここ(遺書)に載せておきたい。
まだ、この部屋に引っ越してきて間もないころ、僕は、近隣の物音が聞こえる部屋だなぁ
と、思っていました。
とくに、隣のウチは普段から何かとガサゴソしていました。
そんなころ。風邪で休みを取ってるとき。。。
朝方、やたらガサゴソ聞こえてきて、むにゃっと目が覚めました。
隣のやつ、薄暗いうちからうるさいな。
またか。。というカンジで、気にしないようにまどろんでいたら、(具合も悪いので。)
少しづつ眠気が覚めてくるうち、そのガサゴソ音がやたらリアルで近いな・・という感じになってきました。
どうも、となりの部屋らしい。。
は!?
となりの部屋か??
まちがいない!となりの部屋だ。。。ということになり、
眠気と風邪でぼんやりした頭のまま、起きて、
ふすまをざーっと開けると、
暗がりの中、視界の右に、
なにやら人が。。。
!?
沈黙。
距離、約50cm。
な!?
ん? 知り合いか?
寝ぼけた頭が、フル回転。。。。
まだ沈黙。
・・・・・・・だれだ・・・。コイツ。。。
????
おそらく、この間、
3~5秒。
風邪でふぬけ状態の、全身の感覚も強制フル回転。
そして、
危険な空気はあまり感じられない。
武器も持ってないようだ。
背は高いが、身体能力は高くなさそうだ。
と、感じて。。。。。
こんなとき、人間は、瞬時にいろんなことを察することができるんですね。
すごいもんです。
あと、その時気づいたことは、
こいつ、
手にビデオテープを持っている!
視線を後ろにさっと走らせると・・
テーブルの上に置いてあったはずのビデオテープがない!!
それかぁっ!!!
でも、
それ・・・・、
空(カラ)のテープなんだけど!?
あまり、人に対して、恐怖を感じることのない、楽天体質の僕は、
(また、こういった状況では、恐怖は相手を調子づける。と判断しているところもある。)
むしろ、こういった輩を恐怖の返り討ちに遭わすことに、満足感を感じる特異体質なので、
普通に、
「だれだ、オマエ。」 と。
すると、
「わかったよ・・ 帰るよ。。」 と。
は???
答えになってない。。(←あとから思った)
そして、手にしていたビデオテープを、ぽんと置き・・、
すたすたと玄関に向かう、不法侵入者。。。
沈黙のまま、見送る僕。。
はっ!
いかん!!
「ちょっとまて!」
と、侵入者の皮ジャンの裾をつかむ僕。
「なにも盗ってないだろうな。」
「盗ってません!」
テーブルに置いてある財布をみると、触れられた形跡はみられないが、
手に取り、財布をチェックする僕。
なにも盗られてないようだ。。
「ほんとうになにも盗ってないか・・・・??」 きょろきょろ。。
「盗ってません!本当に盗ってません! ほら!」
と、 皮ジャンの中を広げて見せたり、ポケットの中を見せる不法侵入者。
ボディチェックをする僕。
不審なところはない。。。
この間、殴りかかろうとするなら、できるのに、 無抵抗。。。
変な沈黙。。。。
「・・・飲んでるのか?」と、僕。
「飲んでません。。」
変な沈黙。。 (僕は、“間”が嫌いだ。。)
「ほんとに飲んでません。 ほら! はぁ~・・」
む。。
いや・・ オマエ、 少し、酒臭いから。。。
嘘つきだが、妙に従順な不法侵入者。。。
こうなると、強硬な態度にも出るわけにもいかず、困る。。
「あの~、あれか? ここに住んでたとか? まちがって帰ってきたのか?」
「ちがいます。。」
「彼女が住んでたとか・・?」
「・・・ちがいます。。」
「罰ゲーム・・・?」
「ちがいます。」
変にやわらぐ空気。。。
「じゃ、どこに住んでる?」
「○○です。。。」
「○○ったら、駅の向こう側だろ。 全然ちがうじゃないか」
「あ、ええ。。 あ、そうですね。。。」
しぐさからして、やはり少し酔ってるようだ。。
警察に電話しようか、迷う僕。。
と、同時に、もし、電話した場合、どんな雰囲気になるのだろう。。と考えをめぐらす。。
警察がくる間、どんなふうに待つことに?
ふたりで静かに待つのか?
それらしく罵る?
いまさら?
逃げれないように縛る?
おとなしく縛られる野郎なんざいないよな。気持ち悪い。
逃げ出すだろうか?
部屋の中なら逃げれんな。
部屋?
ここで待つのか?
無言?
喋る?
なにを?
「僕、捕まるんですか?」
「そうだよ。」
なにそれ!?
外で、肩をならべて待つか?
なにそれ? 待ち合わせ?
逃げ放題じゃん。
でも、こいつなら逃げんかも。。
などとその間の“間”を考えるとやりきれないな。。。 と、思い、
電話をあきらめる僕。。
ふたたび。。
「・・・ 飲んでるんじゃないのか・・・?」
「飲んでません!」
「・・・・・・。」 (いや、俺は警察じゃないんだからさ。。。)
「なにも、盗ってないんだよな。」
「盗ってません。盗ってません。全部調べてもいいです、盗ってません。」
こうしてると、変に心が通ってくるようで嫌だ。。。。
風邪で調子も悪いし、しょうがないので・・
「わかった。 行きな。。」
「はい。。 すいません。」
玄関に向かう不法侵入者。。
そこで、僕の靴を履こうとする。
!?
「おい!なにしてんだ? 靴、違うだろう?」
「あぁ!すいません!」
なんなんだ・・?
おや?
「靴、ないのか?」
「あ、あぁ、ええ。。」 そうみたいです。みたいな反応。
靴下のまま出てゆく不法侵入者。
ドアが閉まりそうになったとき、
もう一度開けて、
「あの~・・・ ちょっと・・遠くて、アシがないので、送ってくれませんか・・?」
と聞く不法侵入者。。
「いや・・・ こんな時間だし、調子悪いし、それはできないな。。。。」
と、なぜか普通に答えてしまう僕。
なぜ、そんな対応なのか、自分でも理解できん・・・
バタン・・。
ドアに耳をつけると・・。
ぺたぺたぺた・・・・(走り去る音。)と、聞こえて・・・
バタム!
車のドア?
ブルーン・・ブルブルブル・・・
は? 車?
ブロロロロロ・・・・・(車が去る音。。)
は?
と、思いながらも、
具合の悪い僕は、
また、ベッドにはいって。
普通に二度寝。。
この話、
ほんとです。
なかなか、信じてもらえませんが、
ほんとです。
あれは
なんだったのか・・・?
その後、奴が現れることはなかった。
あ、
どっから入ったのかといいますと。。。
カギをかけ忘れた玄関からで。。。。
たまたま忘れたからって・・・、
ピンポイントでウチかよ!?
それとも、一軒一軒ガチャガチャと確かめて、ウチに来たというのか?
しかも、裸足(靴下のみ)で!?
ナゾです。。。。