意味がなければスイングはない / 村上春樹 | [A] Across The Universe

意味がなければスイングはない / 村上春樹

村上春樹がJAZZバーを経営していたことは周知の事実。

そしてJAZZ以外の音楽に対しても造詣が深いことも、ファンならみんな知っている。

しかし、これほどまでにマニアックに音楽に「入れこんで」いたとは知らなかった。

この本は「ステレオサウンド」に連載していた文章をまとめたものだが、音楽エッセイではない。
音楽評論である。

おまけに、JAZZにしてもクラシックにしても聞いたことさえないアーティストが取り上げられている。
一般的な村上春樹ファンはきっと知らないだろう。

しかし、知らなくても「あの」村上春樹の調子で語られたら小気味いいことこの上ない。

知らない人ばかりだったら読もうとも思わないのだが、それが商売上手な所で、上手い具合にメジャーなアーティストが登場する。

ブライアン・ウィルソン、スプリングスティーン、スガシカオ。

久しぶりにこの本を読んで、スプリングステティーンのライブアルバムを引っ張りだしてきて「Hungry Heart」を聞いてしまった。
ほんといい曲。

でもこの本は村上春樹ファンでも、音楽に興味がなければ読めない。
なぜなら「音楽評論」だから。

でも、この本を読んで私が「スガシカオ」を聞くようになってしまったことは内緒です。




意味がなければスイングはない (文春文庫)
村上 春樹
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.5
5 読まなければ、意味がない
4 回によって濃淡があるのは否めないですかね。
5 スガシカオファンです
5 村上春樹さんありがとう
4 音楽はその人の人生を知ることで深みを増していく