個人的村上春樹Best10 第9位
個人的村上春樹Best10
第9位は
「中国行きのスロウボート」
村上春樹の最初の短編集。
書かれた時期は「1973年のピンボール」と「羊をめぐる冒険」のあたり。
私がこの短編を読んだのは随分後だったが、初めての短編集だったと知って驚いた。
基本的には長編小説家で、その合間に短編小説を書いたり、翻訳をこなしたりするのが村上春樹。
それでもその短編小説はいつでも一定のクオリティを保っているのが村上春樹。
この短編集を読んで改めて気づくが、彼は「最初から」短編が上手かったのだ。
ファンに評判の良い「午後の最後の芝生」はこの短編集に収まっている。
私もかなり大好きだ。
芝生刈り、中年の女、夏の日差し、若い女性の部屋。
初めて読んだときに思い浮かべた光景を、今でもあの頃と同じように思い浮かべることができる。
読んでいて、夏の日差しと共に心を占めるのはある種の切なさか。
それはおそらく読む者によって違う種類のものだろう。
悲しさとはまた違う、夏の儚さとともに思い出される自分の切ない思い出と微妙に絡み合ってしまう要素が、「午後の最後の芝生」にはある。
秀逸だ。
そして、「シドニーのグリーン・ストリート」では羊男が登場する。
長編小説の筋とは関係ないが、ファンとしてはうれしい。
高レベルな短編ばかり
珠玉の短編小説
『午後の最後の芝生』のみずみずしい作品のタッチが、とても素敵だ
つまり・・
今、ここに存在しない感覚
第9位は
「中国行きのスロウボート」
村上春樹の最初の短編集。
書かれた時期は「1973年のピンボール」と「羊をめぐる冒険」のあたり。
私がこの短編を読んだのは随分後だったが、初めての短編集だったと知って驚いた。
基本的には長編小説家で、その合間に短編小説を書いたり、翻訳をこなしたりするのが村上春樹。
それでもその短編小説はいつでも一定のクオリティを保っているのが村上春樹。
この短編集を読んで改めて気づくが、彼は「最初から」短編が上手かったのだ。
ファンに評判の良い「午後の最後の芝生」はこの短編集に収まっている。
私もかなり大好きだ。
芝生刈り、中年の女、夏の日差し、若い女性の部屋。
初めて読んだときに思い浮かべた光景を、今でもあの頃と同じように思い浮かべることができる。
読んでいて、夏の日差しと共に心を占めるのはある種の切なさか。
それはおそらく読む者によって違う種類のものだろう。
悲しさとはまた違う、夏の儚さとともに思い出される自分の切ない思い出と微妙に絡み合ってしまう要素が、「午後の最後の芝生」にはある。
秀逸だ。
そして、「シドニーのグリーン・ストリート」では羊男が登場する。
長編小説の筋とは関係ないが、ファンとしてはうれしい。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)
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村上 春樹
中央公論社
売り上げランキング: 87440
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売り上げランキング: 87440
おすすめ度の平均: 

高レベルな短編ばかり
珠玉の短編小説
『午後の最後の芝生』のみずみずしい作品のタッチが、とても素敵だ
つまり・・
今、ここに存在しない感覚