靖国神社
終戦記念日の翌日。
初めて靖国神社を参拝した。
終戦記念日に参拝しようかと考えたが、多くの遺族の方が来られる日にわざわざ混雑度合いを深めるよりも、翌日のほうが良いと考えたからだ。
はじめて訪れる靖国神社は、想像よりも静かな場所だった。
ここに祀られているのは、英霊の方々。
他の神社のように、神話に登場する神様が祀られているわけではない。
だからなのか、色使いも他の神社で親しんでいる赤と白がメインの色使いではない。
軍服を着て進軍ラッパを吹きながら行進する人。
家族に宛てた遺書の掲示板の前に立って、当時の戦争の思い出を誰となく語る人。
ここには、他では感じることのできない、靖国神社の空気がある。
遊就館にも足を運んでみた。
一通り回ってみたが、よく批判される「戦争賛美」というイメージはあまり感じられなかった。
ここは祭神である英霊にまつわる品々が展示されている場所。
日本のために戦った方々のためにある場所。
戦争にまつわる博物館ではないのだから、当然だろう。
ただし、日露戦争を解説するフィルム等で「日本軍大勝利!」などという言葉を繰り返し聞かされていると、複雑な気分になってくる。
そこには、日本軍が勝利したという事実ではなく、「大勝利」という言葉で聞く者の心を鼓舞しようとする意思が感じられるからだ。
そして、初めて見た人間魚雷「回天」は、予想よりもかなり大きかった。
日本を守るために、この黒い潜水艦に乗って孤独に敵に向かったのかと思うと、その真っ黒な色のせいもあり、暗澹たる気持ちになる。
日本を守るために命を落とした人々が祭られている場所、靖国神社。
そして、罪のない多くの人々がたった一発の原爆で命を落とした凄まじさを、圧倒的なパワーで語る広島の平和記念館。
日本人なら、この二つの場所を必ず訪れる必要があるのではないだろうか
昨年と今年にかけて、二つの場所を訪れてそう思った。
初めて靖国神社を参拝した。
終戦記念日に参拝しようかと考えたが、多くの遺族の方が来られる日にわざわざ混雑度合いを深めるよりも、翌日のほうが良いと考えたからだ。
はじめて訪れる靖国神社は、想像よりも静かな場所だった。
ここに祀られているのは、英霊の方々。
他の神社のように、神話に登場する神様が祀られているわけではない。
だからなのか、色使いも他の神社で親しんでいる赤と白がメインの色使いではない。
軍服を着て進軍ラッパを吹きながら行進する人。
家族に宛てた遺書の掲示板の前に立って、当時の戦争の思い出を誰となく語る人。
ここには、他では感じることのできない、靖国神社の空気がある。
遊就館にも足を運んでみた。
一通り回ってみたが、よく批判される「戦争賛美」というイメージはあまり感じられなかった。
ここは祭神である英霊にまつわる品々が展示されている場所。
日本のために戦った方々のためにある場所。
戦争にまつわる博物館ではないのだから、当然だろう。
ただし、日露戦争を解説するフィルム等で「日本軍大勝利!」などという言葉を繰り返し聞かされていると、複雑な気分になってくる。
そこには、日本軍が勝利したという事実ではなく、「大勝利」という言葉で聞く者の心を鼓舞しようとする意思が感じられるからだ。
そして、初めて見た人間魚雷「回天」は、予想よりもかなり大きかった。
日本を守るために、この黒い潜水艦に乗って孤独に敵に向かったのかと思うと、その真っ黒な色のせいもあり、暗澹たる気持ちになる。
日本を守るために命を落とした人々が祭られている場所、靖国神社。
そして、罪のない多くの人々がたった一発の原爆で命を落とした凄まじさを、圧倒的なパワーで語る広島の平和記念館。
日本人なら、この二つの場所を必ず訪れる必要があるのではないだろうか
昨年と今年にかけて、二つの場所を訪れてそう思った。