「成功」と「失敗」の法則 / 稲盛和夫 | [A] Across The Universe

「成功」と「失敗」の法則 / 稲盛和夫

「動機善なりや」

「私心なかりしか」

稲盛氏が事業を行う上で、己に問いかけ続けていた言葉。



昨年、月刊致知創刊30周年記念パーティーに出席した。

出席されていた方の中には稲盛氏のお顔も。
最初にスピーチをされたのが稲盛氏だった。

名刺交換をしようと、稲盛氏のところに向かうが長い行列ができている。
やっとたどり着くと、氏は握手をする前に顔の前で両手を合わせ、握手をしながら私の耳に顔を寄せ

「人生頑張ってくださいね」とおっしゃった。

感動とも興奮とも言えぬ、言葉に表せない気持ちが湧いてきた。

そのようにして、すべての方に声をかけていた。


この本は、稲盛氏が月刊致知に寄せた巻頭の言葉を集めたものである。

短いながら、濃縮された言葉の力を満喫することが出来る。

短いながら、深いが故に心を打つものがある。



私はその「試練」とは、一般的にいわれる苦難のことだけを指すのではないと考えています。人間にとって、成功さえも試練なのです。

例えば、仕事で大成功を収め、地位や名声、財産を獲得したとします。人はそれを見て「なんと素晴らしい人生だろう」とうらやむことでしょう。ところが実は、それさえもが天が与えた厳しい「試練」なのです。

成功した結果、地位に驕り、名声に酔い、財に溺れ、努力を怠るようになっていくのか、それとも成功を糧に、さらに気高い目標を揚げ、謙虚に努力を重ねていくのかによって、その後の人生は、天と地ほどに変わってしまうのです。つまり、天は成功という「試練」を人に与えることによって、その人を試しているのです。





「成功」と「失敗」の法則
稲盛 和夫
致知出版社
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5 暖かく、すばらしい一冊
3 なぜか、説得力が弱い。
5 深みのある本でした
5 専業主婦の私でも参考になることがいっぱい
5 稲盛哲学の入門書にして決定版!