日本でいちばん大切にしたい会社
著者は中小企業論、地域経済論等を専門とする大学の先生。
会社には「五人に対する使命と責任がある」という。
経営とは、その重要度から順番に
1.社員とその家族を大切にすること
2.外注先・下請企業の社員を幸せにする
3.顧客を幸せにする
4.地域社会を幸せにし、活性化させる
5.自然に生まれる株主の幸せ
もちろん、株主がいなければ経営は成立しないが、株主の満足度を高めようとするとどうしても短期の業績を重視しがちで、長期的なスタンスに立った経営が出来なくなる。
とすると、社員やその家族のモチベーションが低くなる。
それは結局会社の業績に跳ね返ってくる。
この本では、社員、家族、下請、顧客、地域社会、株主すべてが幸せな会社が紹介されている。
特に日本理化学工業株式会社は素晴らしい。
従業員50名のうち、約7割が知的障害を持った方だという。
あるとき、社長の元に養護学校の先生が二人の少女を採用して欲しいと訪れた。
しかし、責任を持って面倒を見ることが出来ないと考え、断ることにした。
ただし、一週間だけの約束で働く体験を許可した。
喜んだのは子ども達だけではなかった。
お父さん、お母さん、先生、みんなが心配して彼女達を見守っていた。
一週間後の体験最終日。
正社員達が社長を取り囲んだ。
みんなが協力するから、採用して欲しいと言う。
一心不乱に幸せそうに、一生懸命仕事をする彼女達の姿に心を打たれたのだった。
採用後も彼女達が単なる雑用をしていたわけではない。
数字が読めなければ、色を使って教える。
時間であれば、砂時計を使う。
能力に合わせて仕事を考えれば、決して健常者に劣らない仕事ができる。
採用の基準は、自分の身の回りのことが出来ること、返事が出来ること、周りに迷惑をかけないこと。
著者が会社を訪れたとき、おばあさんがお茶を運んでくれた。
その方が言ってしまってから、社長はぽつりと言った。
「彼女です。彼女がいつかお話しした、最初の社員なんです」
50年前に入社し、すでに65歳にもなっていた。
国家および企業は、個々人を生身の人間として取り扱う義務を定立するべきである
「きれいごと」の中に透けて見える本質
読み安さ満点
分かるけど
社員第一では、顧客第一に負けますよ。
会社には「五人に対する使命と責任がある」という。
経営とは、その重要度から順番に
1.社員とその家族を大切にすること
2.外注先・下請企業の社員を幸せにする
3.顧客を幸せにする
4.地域社会を幸せにし、活性化させる
5.自然に生まれる株主の幸せ
もちろん、株主がいなければ経営は成立しないが、株主の満足度を高めようとするとどうしても短期の業績を重視しがちで、長期的なスタンスに立った経営が出来なくなる。
とすると、社員やその家族のモチベーションが低くなる。
それは結局会社の業績に跳ね返ってくる。
この本では、社員、家族、下請、顧客、地域社会、株主すべてが幸せな会社が紹介されている。
特に日本理化学工業株式会社は素晴らしい。
従業員50名のうち、約7割が知的障害を持った方だという。
あるとき、社長の元に養護学校の先生が二人の少女を採用して欲しいと訪れた。
しかし、責任を持って面倒を見ることが出来ないと考え、断ることにした。
ただし、一週間だけの約束で働く体験を許可した。
喜んだのは子ども達だけではなかった。
お父さん、お母さん、先生、みんなが心配して彼女達を見守っていた。
一週間後の体験最終日。
正社員達が社長を取り囲んだ。
みんなが協力するから、採用して欲しいと言う。
一心不乱に幸せそうに、一生懸命仕事をする彼女達の姿に心を打たれたのだった。
採用後も彼女達が単なる雑用をしていたわけではない。
数字が読めなければ、色を使って教える。
時間であれば、砂時計を使う。
能力に合わせて仕事を考えれば、決して健常者に劣らない仕事ができる。
採用の基準は、自分の身の回りのことが出来ること、返事が出来ること、周りに迷惑をかけないこと。
著者が会社を訪れたとき、おばあさんがお茶を運んでくれた。
その方が言ってしまってから、社長はぽつりと言った。
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日本でいちばん大切にしたい会社
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坂本 光司
あさ出版
売り上げランキング: 413
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おすすめ度の平均: 

国家および企業は、個々人を生身の人間として取り扱う義務を定立するべきである
「きれいごと」の中に透けて見える本質
読み安さ満点
分かるけど
社員第一では、顧客第一に負けますよ。