微笑みの首飾り / 美輪明宏 | [A] Across The Universe

微笑みの首飾り / 美輪明宏

禅師、松原泰道先生が会長をされている「南無の会」。
松原先生のお話はお聞きしたことがあるが、南無の会にはこれまでご縁がなかった。

南無の会とは仏教各宗派の源流、釈尊の思想を学問としてではなく、生活のそのものとして学ぶ勉強会。
講師の顔ぶれも多用で、宗教者や学者に限らない。

美輪明宏さんも、その講師の中の一人だった。


1989年出版なので20年近い前になるが、美輪さんの7回に及ぶ講義内容をまとめたものが、この「微笑みの首飾り」である、

現在でもいろいろなテレビ番組でスピリチュアルなお話をされているが、この本を読んで美輪さんの仏教に対する造詣の深さに驚いた。
表現の仕方がズレているのを承知で言うと、美輪さんは「基礎」がしっかりと出来ている方なのだ。
「生き方」の講義のみならず、仏典の解釈の仕方も実にわかりやすく教えていらっしゃる。

実は非常に不思議だったのだ。
あのような話を聞く際にはある種の「うさん臭さ」を感じるものなのだが、美輪さんが話をされるのを聞いてもあまり心が拒否反応を示さないのだ。
美輪さんの「深み」はこんなところに秘密があるのかもしれない。

そして、美輪さんの人生論は、私が他のいろいろな講演会で聴いたことも違った形で網羅されている。
美輪さんは人間学においても最強の先生だった。




親のせいでもない、環境のでせいでもない、本人のせいだというときに、では本人にどう言ったらいいのかということになる場合に、だれの責任にもならないで、自分の責任になるのだということを、子供のうちから言って聞かせることが大事ですね。子供にもの心がついたら、「あなたを育てるのはお父さんでもお母さんでもない。両親と先生は手助けをするだけです。あなた自身を育てるのはあなたなんですよ。」ということをちゃんと教えてください。


たとえば外国で、「日本のすばらしい文化は何か?」とインタビューされると、「恋と愛という違った字がちゃんと二つあることです。それはあなたたちにはないでしょう。」と私は答えるんです。


男の人というのは、本当に気の毒な存在なんですね。本当にかわいそうなんです。女がか弱いというのは伝説ですね。私は生まれてこのかた、弱い女の人というのに一度も会ったことがない。弱々しそうにしている女性ほど、いったん何かあるとこわいですね。




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