ラストホープ / 福島幸徳 | [A] Across The Universe

ラストホープ / 福島幸徳

神の手を持つ脳外科医、と言われる福島先生。
TVで何度かご覧になったことがある人も多いだろう。

とにかく福島先生は手術の数が多い。
今でも年間400例。
日本の大規模な総合病院でも年間手術数は多くて200か300。
主な活動拠点はアメリカながら、年に数度は日本で手術も行う。
数日の滞在期間中でも、連日朝から晩まで何例もの手術をこなす。
すべては「患者さんのため」

福島先生は、患者に「私がやるんだから大丈夫」と言って患者を励ます。
これは患者にとって何より心強い。
医療訴訟の多くなっている現在、リスクをこれでもかと列挙する医者はいても「任せておけ!」と言ってくれる医者はほとんどいない。
たったその一言で、精神的に患者はどれだけ救われるかわからないのに・・・

福島先生が常に口にする言葉は二つ。
一つが「一発全治」
もう一つが「すべてを患者さんのために」

あるとき、手術前に福島先生が激怒した。
女性の患者さんの髪の剃り跡から所々出血していた。
女性が、術後に鏡を見た時、自分の頭の剃り跡を見て悲しむであろうと考えてのことだった。


本では、福島先生自ら名医の探し方を伝授してくれている。
そして、福島先生が信頼する日本の脳外科医もリストアップされている。

医療とはきれいごとではない。

きれいごとではないが、医者がどちら側の味方かによって医療は大きく異なる。


そもそも「神の手」ってなんでしょう?
医者が「ゴッド・ハンド」と言われる場合には「なんでも治してしまう手」を意味してるんでしょうね。
なんでも治せる医者はいるんでしょうか?
非常に残念ですが、いません。
私自身も、この世のすべての病気を治しているわけではありません。
だから、私の手は「神の手」ではないんです。
神の手を持っていないからこそ、手術のときに祈るんです。
「神様、どうかこの人を救ってください」
「どうか、私にこの人を救う力を貸してください」とね。




ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医
福島 孝徳
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3 患者にとってはスーパースター、医学界にとっては異端児
5 患者を最優先するお医者様、ビジネス書としても最高です!
5 ただの「すごい脳外科の話し」におさまらない、素晴らしい本。
5 これはすごい!努力家にして天才。
5 今からでも、福島さんのお嫁さんになりたい!