子どもと学ぶ論語 7月度致知講演会 | [A] Across The Universe

子どもと学ぶ論語 7月度致知講演会

7月度の月刊致知の講演会のテーマは「子どもと学ぶ論語」。
講師は子どもに論語を教えていらっしゃるお二人、岩越豊雄先生と溝本定子先生。

岩越先生は小田原小学校校長などを歴任後、寺子屋石塾で論語を教えておられる。
溝本先生の旧姓は安岡。
そして論語とくれば・・・定子先生は安岡正篤先生のお孫さんであり、文京区で「こども論語塾」を開いておられる。

今回の講演は内容が論語だけに「講義」っぽくもあり、楽しかった。

論語は昔、国語で習った「吾十有五にして学に志す」を始め、「巧言令色少なし仁」などは覚えているものの、きちんと勉強したことはない。
本日の講演を聴いて、人間一度は勉強しておかなければならない書物であることを認識した。
紫式部も、西郷隆盛も、時代が違う偉人がみんな論語を読んで鍛錬していたとは知らなかった。


溝本先生の講義の半分は祖父だった安岡正篤先生のお話だったが、これも良かった。
安岡先生が孫の定子先生にいつも口にされていた教えは三つ。

・肩書きや見た目で人間を判断せずに、人間そのものを観ることができる人間になりなさい。

・良き友、良き師、良き書物に出会うこと。

・小さな子どもを、幼いからと相応の態度で接することは間違いである。
子どもは経験こそ少ないが、中身は豊富である。
手を抜くのはもってのほかであり、これを対等な人間として接することができる人こそ、良い教師である。



特に三つ目の子どもへの接し方は反省しなければならない。
早速本日から娘への接し方を変えてみる。
「仁」心を持って。