青年の大成 / 安藤正篤
安藤先生の著書を読んでみなければと思いつつ、その難しそうなイメージからなかなか読むことがなかった。
初めて読む先生の本は易しいものでなければ、その後またしばらく遠ざかりそうなので、なるべく平易(に見える)な内容の本を選んでみた。
この本は、昭和38年に日光で行われた青少年研修大会で先生が講演された内容を収めたもの。
非常にわかりやすい。
しかし、語っておられるその内容は非常に深い。
安藤先生みならず、昔の方は学校の先生も含めて、こうして物事の普遍の道理を説いておられたのだろう。
翻って現在は己のことしか考えられない輩が増えてきている。
その一方で、若者の中にもまさに憂国の士が増えてきているような気もする。
イデオロギーを抜きにして、日本が世界に凛として立ち続ける国家であって欲しいと、切に願う。
真に頭が良いということは、直感にすぐれていなくてはならない。智慧というものでなくてはならない。knowledge(知識)ではなくて、wisdom(智慧)である。
およそ人々は善に対してあまり感じません。悪に対して非常に強く感じます。人間も概して悪人は強い。善人は弱い。
だから世の善人と悪人を比べてごらんなさい。善人はたいてい引っ込み思案、消極的で、傍観的であり、団結しない。自然の草木と同じように自ら生きる。他に待たないものです。悪人は猛々しく深刻で、攻撃的・積極的であり、必要に応じてよく団結します。
日本はとにもかくにも、この明治百年の間に非常な成功と進歩をとげましたが、その中においてたった一つの大きな失敗をやっておることを忘れてはなりません。
それは何かと申しますと教育であります。「そんなことはない。教育が立派に成功したから日本の今日があるのだ」と言う人もおりますが、見方によってはそうでありますけれども、質は大切なことを間違えております。これを語りますと大変長い時間を必要としますからあえて簡単に申しますと、
「いったい人間とはなんぞや」と言う問題から考えなければなりません。
先生のこの講演から50年経った。
日本は未だ教育を間違い続けている気がしてならない。
ど真剣に学ぼうとする20代の方に
忘れがたい「巨巌の顔」の要旨
何でもあり!
初めて読む先生の本は易しいものでなければ、その後またしばらく遠ざかりそうなので、なるべく平易(に見える)な内容の本を選んでみた。
この本は、昭和38年に日光で行われた青少年研修大会で先生が講演された内容を収めたもの。
非常にわかりやすい。
しかし、語っておられるその内容は非常に深い。
安藤先生みならず、昔の方は学校の先生も含めて、こうして物事の普遍の道理を説いておられたのだろう。
翻って現在は己のことしか考えられない輩が増えてきている。
その一方で、若者の中にもまさに憂国の士が増えてきているような気もする。
イデオロギーを抜きにして、日本が世界に凛として立ち続ける国家であって欲しいと、切に願う。
真に頭が良いということは、直感にすぐれていなくてはならない。智慧というものでなくてはならない。knowledge(知識)ではなくて、wisdom(智慧)である。
およそ人々は善に対してあまり感じません。悪に対して非常に強く感じます。人間も概して悪人は強い。善人は弱い。
だから世の善人と悪人を比べてごらんなさい。善人はたいてい引っ込み思案、消極的で、傍観的であり、団結しない。自然の草木と同じように自ら生きる。他に待たないものです。悪人は猛々しく深刻で、攻撃的・積極的であり、必要に応じてよく団結します。
日本はとにもかくにも、この明治百年の間に非常な成功と進歩をとげましたが、その中においてたった一つの大きな失敗をやっておることを忘れてはなりません。
それは何かと申しますと教育であります。「そんなことはない。教育が立派に成功したから日本の今日があるのだ」と言う人もおりますが、見方によってはそうでありますけれども、質は大切なことを間違えております。これを語りますと大変長い時間を必要としますからあえて簡単に申しますと、
「いったい人間とはなんぞや」と言う問題から考えなければなりません。
先生のこの講演から50年経った。
日本は未だ教育を間違い続けている気がしてならない。
青年の大成―青年は是の如く
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安岡 正篤
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忘れがたい「巨巌の顔」の要旨
何でもあり!