孤独のグルメ / 久住昌之×谷口ジロー | [A] Across The Universe

孤独のグルメ / 久住昌之×谷口ジロー

ビジネスマンは昼食時も仕事だ。
誰かと昼食を共にすることにより、情報収集に努めるべし。

などとどこかの本に書いてあるかもしれないが、私は一人で食事をすることに幸せを感じる。
誰にも邪魔されずに、味わい、自由を感じる。
時間も限られ、予算も限られた中で店構えで味を瞬時に判断して入店し、注文する。
サラリーマンの昼食にはちょっとしたスリルの要素がある。

そういった意味で、孤独のグルメがこれだけ売れ続けていると言うことは、私みたいな勤め人は少なくない、と言うことなのだろう。
なにせ、このマンガの主人公が食する店は、給料日前でもフトコロに影響がなさそうな店ばかり。
時には夜中のコンビニのおでんだったりする。

グルメ本に頼らずとも、普通にうまい店はたくさんある。
それも、近所の定食屋にこそ掘り出し物があるかもしれない。

背伸びせずに、それでもうまいものを食いたい、という我々庶民の気持ちを代弁するかのようなマンガがこの「孤独のグルメ」なのだ。

千円札を握りしめて、近所に駆け出したくなる、そんな身近なグルメ本。





孤独のグルメ (扶桑社文庫)
久住 昌之 谷口 ジロー
扶桑社
売り上げランキング: 2038
おすすめ度の平均: 4.5
5 グルメ本にあらず。
4 一度読んで手放す人はほとんどいないでしょう
5 腹が減っては(以下略
5 一人で食事をするほど自由な時間はない
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