人生生涯小僧のこころ / 塩沼亮潤
千日回峰業を満行した僧は大阿闍梨となる。
塩沼亮潤師は吉野金峰山寺1300年の歴史で2人目となる大阿闍梨だ。
回峰行は、大峯山の山頂まで上って帰ってくる往復48kmのコースを、千日間休みなく行うものである。
ただし、期間は5/3から9/22まで。
満行までは9年かかる。
行者は短刀とロープを常に持参し、途中で挫折したときには命を絶たなければならないほどの苦行。
いったん行に入ると、体調は良いか悪いかではなく、「悪い」か「最悪」かなのだという。
塩沼師が僧となるために、仙台の家を出るとき、母親は味噌汁を作ってくれた。
朝一番の新幹線のため、朝食を食べる暇はない。
せめて味噌汁だけでもという親心。
味噌汁を飲み終え、いざ旅立ちのとき。
母親は塩沼師の茶碗と箸をゴミ箱に捨て、こう言った。
「もうお前の帰ってくるところはないと思いなさい。どうせお坊さんになるんだったら、砂をかむような苦しみを味わってきなさい。母ちゃん、ばあちゃんのことは何の心配もいらないから」
元気よく家を出たものの、新幹線の扉が閉まった瞬間、思いがこみ上げる。
しかし。涙はこらえて修行へ向かった。
後に回峰行500日目の頃、塩沼師は体調を崩し、行を断念しなければならないか、という状況のときに、この時のことを思い起こしてなんとか乗り切った。
「人生生涯小僧のこころ」
これは千日の満行を前にした999日目の夜に師がしたためた言葉だ。
九百九十九日目。
今の心が今までで一番いいなあ。
このココロがずっと変わらないといいなあ。
体がいうことをきくなら、ずっと歩いていたい。
若しこの体に限界がないのなら、今のまま永遠に行が続いてほしい。
人生生涯小僧でありたい。
頭があがらない
小僧のこころ
自分の世代でぶっちぎりNo1のスゴいヤツ!の本
生きるヒントが詰まっている!
読んでみてください
塩沼亮潤師は吉野金峰山寺1300年の歴史で2人目となる大阿闍梨だ。
回峰行は、大峯山の山頂まで上って帰ってくる往復48kmのコースを、千日間休みなく行うものである。
ただし、期間は5/3から9/22まで。
満行までは9年かかる。
行者は短刀とロープを常に持参し、途中で挫折したときには命を絶たなければならないほどの苦行。
いったん行に入ると、体調は良いか悪いかではなく、「悪い」か「最悪」かなのだという。
塩沼師が僧となるために、仙台の家を出るとき、母親は味噌汁を作ってくれた。
朝一番の新幹線のため、朝食を食べる暇はない。
せめて味噌汁だけでもという親心。
味噌汁を飲み終え、いざ旅立ちのとき。
母親は塩沼師の茶碗と箸をゴミ箱に捨て、こう言った。
「もうお前の帰ってくるところはないと思いなさい。どうせお坊さんになるんだったら、砂をかむような苦しみを味わってきなさい。母ちゃん、ばあちゃんのことは何の心配もいらないから」
元気よく家を出たものの、新幹線の扉が閉まった瞬間、思いがこみ上げる。
しかし。涙はこらえて修行へ向かった。
後に回峰行500日目の頃、塩沼師は体調を崩し、行を断念しなければならないか、という状況のときに、この時のことを思い起こしてなんとか乗り切った。
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これは千日の満行を前にした999日目の夜に師がしたためた言葉だ。
九百九十九日目。
今の心が今までで一番いいなあ。
このココロがずっと変わらないといいなあ。
体がいうことをきくなら、ずっと歩いていたい。
若しこの体に限界がないのなら、今のまま永遠に行が続いてほしい。
人生生涯小僧でありたい。
人生生涯小僧のこころ―大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界
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塩沼 亮潤
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