乞食の子 / 頼東進
人口2千数百万人の台湾で、100万部の記録的なベストセラー。
まさに「乞食の子」として育った著者の半生記。
著者は1959年生まれ。
戦後しばらくしてからも、これほどの生活が台湾にはあったのか。
この本を最後まで読むのには、非常な忍耐がいる。
あまりに救いようのない事実に目を背けたくなるからだ。
事実、私より先にこの本を読んだ妻は30ページも読まずにやめてしまった。
父親は盲目、母親は知的障害、生活拠点は墓地。
姉に次いで生まれた著者は、家族の働き頭。
父親と二人で、毎日人家を尋ね、街角にたたずみ食物を恵んでもらう。
兄弟は次々に生まれ、中には栄養不足から亡くなってしまう兄弟もいる。
姉は女郎屋に売られてしまう。
著者が念願の末に入ることができた学校は、姉を女郎屋に売ったお金でまかなうことができた。
学校から帰り、夜はまた物乞いに向かう毎日。
学校の勉強は物乞いをしながら、夜は街灯を借りて。
著者はまだ50歳にもなっていない。
日本の戦後も大変だった話しを聞くが、台湾でもこれほど苛烈な人生が遠くない昔にあったとは。
安心して欲しい。
悲しすぎるエピソード山盛りだが、ハッピーエンド。
「意志あるところに道は開ける」
そんな言葉が似合いそうな著者の波瀾万丈の半生記である。

頼 東進, 納村 公子
乞食の子〔文庫版〕 (小学館文庫)
まさに「乞食の子」として育った著者の半生記。
著者は1959年生まれ。
戦後しばらくしてからも、これほどの生活が台湾にはあったのか。
この本を最後まで読むのには、非常な忍耐がいる。
あまりに救いようのない事実に目を背けたくなるからだ。
事実、私より先にこの本を読んだ妻は30ページも読まずにやめてしまった。
父親は盲目、母親は知的障害、生活拠点は墓地。
姉に次いで生まれた著者は、家族の働き頭。
父親と二人で、毎日人家を尋ね、街角にたたずみ食物を恵んでもらう。
兄弟は次々に生まれ、中には栄養不足から亡くなってしまう兄弟もいる。
姉は女郎屋に売られてしまう。
著者が念願の末に入ることができた学校は、姉を女郎屋に売ったお金でまかなうことができた。
学校から帰り、夜はまた物乞いに向かう毎日。
学校の勉強は物乞いをしながら、夜は街灯を借りて。
著者はまだ50歳にもなっていない。
日本の戦後も大変だった話しを聞くが、台湾でもこれほど苛烈な人生が遠くない昔にあったとは。
安心して欲しい。
悲しすぎるエピソード山盛りだが、ハッピーエンド。
「意志あるところに道は開ける」
そんな言葉が似合いそうな著者の波瀾万丈の半生記である。

頼 東進, 納村 公子
乞食の子〔文庫版〕 (小学館文庫)