小さいことばを歌う場所 / 糸井重里 | [A] Across The Universe

小さいことばを歌う場所 / 糸井重里

昔から良く知っている気がして、でも「その人」が何をやっているのか、と問いつめられると答えに窮する。
しかし、やはり「その人」はなんらかの形で私の人生に関わってきていて、でもそれはとても自然な感じがする。

糸井重里とはそんな人だ。

その糸井重里の「ほぼ日」でのコトバを紡いだものが「小さいことばを歌う場所」。
書店では手に入らない。

とても自然で、押し付けがましくなく、それでいてとても重要なことを言っている。

「ボクはこう思うんだ、キミもそうだろ?」
「コレは正しいんだ、キミも正しいと思うだろ?」

そんな場所から対極的な位置に陣取っているのが糸井重里。



「退却」というのは、本当に難しいことです。
いろんな人の悩みやらを聞いていると、
問題は「退却」についてなんじゃないかと思えるんです。
意思を持った「退却」というのは、
次回のため、ほんとうに大きな力になると思うんです。
だいたいのことには「次」が、あるんです。


自然な雰囲気でこんな人生の深い意義をさらりと言いのけてみたり、



「愛しているのに、愛してくれない」と考えがちな人は、
基本的にまちがっている。
つまり、その人は、
「愛する」ことはもともと難しいものだ、
と、知らないのだから。


と、恋愛の本質を凝縮して晒してみたり



遊んでばかりいる「夏休みの子ども」が、
人間の理想的な生き方のように思えます。
その夏の終わりの悲しみの味わいも含めてね。


郷愁を帯びた詩人になってみたり



「これでいいのだ」は、赤塚不二夫先生の
マンガ「天才バカボン」のなかに出てくる、
バカボンのパパの名セリフです。
まねをして口に出して言ってごらんなさい。
とても気持ちがいいですよ。


現代人への最大級の癒しを提供したり



いつの間にか僕には糸井重里がなくてはならないものになっている。