格差が遺伝する! / 三浦展
「下流社会」で社会をえぐった著者による新書。
東京、神奈川、千葉、埼玉に住む小学2年生-6年生の子どもを持つ母親1443人を対象にしたアンケートをもとにしている。
子どもの成績の良し悪しは何によって決まるのか。
家庭の所得と子どもの成績が比例することは以前から指摘されている通り。
所得以外の要因は何かあるのか、と読み進めてみる。
基本的にこれまで議論されてきた内容以上の事実は見当たらない。
ある程度所得があり、子どもの教育に対する意識が高い親の子どもは成績が良い。
常識としての生活が崩れている現代において、礼儀作法を重視している家庭の方が良いに決まっている。
ある意味「格差は遺伝」してしまうのかもしれないが、決して遺伝ではない。
昔の親は貧しくとも子どもの教育には熱心ではなかったのか。
三浦氏は「下流」を、その状況に甘んじている方々を指して使っている。
塾に行かなくたって、貧乏だって、勉強しておけば将来はそこそこの生活が出来る。
自分を顧みずに子どもを教育する家庭が減ってしまっている。
遺伝ではなく、「あきらめ」が子どもの未来を閉ざしている。
金持ちの子どもばかりが東大に入って日本を動かし、東京ばかりが繁栄する未来なんてまっぴらごめんだ。
しかし、この本の広告に良く載っている
「成績の悪い子どもの母親は昼寝をしている!」
というのはそれほど根拠はない。
成績が悪い子どもの母親の43%が昼寝をしており、
成績が良い子どもの母親も36%が昼寝をしている。
それほど有為な差はない。
お母さんたちはみんな昼寝が好きだということだ。

三浦 展
格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~
東京、神奈川、千葉、埼玉に住む小学2年生-6年生の子どもを持つ母親1443人を対象にしたアンケートをもとにしている。
子どもの成績の良し悪しは何によって決まるのか。
家庭の所得と子どもの成績が比例することは以前から指摘されている通り。
所得以外の要因は何かあるのか、と読み進めてみる。
基本的にこれまで議論されてきた内容以上の事実は見当たらない。
ある程度所得があり、子どもの教育に対する意識が高い親の子どもは成績が良い。
常識としての生活が崩れている現代において、礼儀作法を重視している家庭の方が良いに決まっている。
ある意味「格差は遺伝」してしまうのかもしれないが、決して遺伝ではない。
昔の親は貧しくとも子どもの教育には熱心ではなかったのか。
三浦氏は「下流」を、その状況に甘んじている方々を指して使っている。
塾に行かなくたって、貧乏だって、勉強しておけば将来はそこそこの生活が出来る。
自分を顧みずに子どもを教育する家庭が減ってしまっている。
遺伝ではなく、「あきらめ」が子どもの未来を閉ざしている。
金持ちの子どもばかりが東大に入って日本を動かし、東京ばかりが繁栄する未来なんてまっぴらごめんだ。
しかし、この本の広告に良く載っている
「成績の悪い子どもの母親は昼寝をしている!」
というのはそれほど根拠はない。
成績が悪い子どもの母親の43%が昼寝をしており、
成績が良い子どもの母親も36%が昼寝をしている。
それほど有為な差はない。
お母さんたちはみんな昼寝が好きだということだ。

三浦 展
格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~