人生の鍛錬 小林秀雄の言葉 / 新潮社編
小林秀雄
白州次郎
白州正子
ここ数年この名前を目に、耳にすることが多い。
彼らの著作も読んだこともなければ、経歴も知らない。
批評家だったり、骨董が趣味だったりした人、程度の知識しかない。
気にはなっていたが、難しそうだから手を出さなかったが新潮社が小林秀雄の言葉を集めた新書を出していたので、入門編として読んでみた。
ここのところ、じっくり読み込まなければならない本から遠ざかっていたため、一文一文は短いのに理解するのに時間がかかる。
しかし、じっくり理解しながら進むと、だんだんわかってくる。
すごい人だと言うことが分かり始める。
この本だけでは小林秀雄は理解できないが、入門編としては最適。
・果して他人を説得する事が出来るものであろうか。若し説得出来たとしたら、その他人は初めから、説得されていた人なのではないか。
・僕の接する学生諸君に、愛読書は何かと聞いて、はっきりした答えを得た事がありません。愛読書を持つという事が大変困難になって来ています。様々な傾向の本が周囲にあんまり多すぎる。愛読書を持っていて、これを溺読するという事は、なかなか馬鹿にならない事で、広く浅く読書して得られないものが、深く狭い読書から得られるというのが、通則なのであります。
・誤解されない人間など、毒にも薬にもならない。そういう人は、何か人間の条件に於いて、欠けているものがある人だ。
・不平家とは、自分自身と決して折り合わぬ人を言うのである。不平家は、折り合わぬのは、いつも他人であり環境であると信じ込んでいるが。
・喜びを新たにするには悲しみが要り、信を新たにするには疑いがいる。

新潮社
人生の鍛錬―小林秀雄の言葉
白州次郎
白州正子
ここ数年この名前を目に、耳にすることが多い。
彼らの著作も読んだこともなければ、経歴も知らない。
批評家だったり、骨董が趣味だったりした人、程度の知識しかない。
気にはなっていたが、難しそうだから手を出さなかったが新潮社が小林秀雄の言葉を集めた新書を出していたので、入門編として読んでみた。
ここのところ、じっくり読み込まなければならない本から遠ざかっていたため、一文一文は短いのに理解するのに時間がかかる。
しかし、じっくり理解しながら進むと、だんだんわかってくる。
すごい人だと言うことが分かり始める。
この本だけでは小林秀雄は理解できないが、入門編としては最適。
・果して他人を説得する事が出来るものであろうか。若し説得出来たとしたら、その他人は初めから、説得されていた人なのではないか。
・僕の接する学生諸君に、愛読書は何かと聞いて、はっきりした答えを得た事がありません。愛読書を持つという事が大変困難になって来ています。様々な傾向の本が周囲にあんまり多すぎる。愛読書を持っていて、これを溺読するという事は、なかなか馬鹿にならない事で、広く浅く読書して得られないものが、深く狭い読書から得られるというのが、通則なのであります。
・誤解されない人間など、毒にも薬にもならない。そういう人は、何か人間の条件に於いて、欠けているものがある人だ。
・不平家とは、自分自身と決して折り合わぬ人を言うのである。不平家は、折り合わぬのは、いつも他人であり環境であると信じ込んでいるが。
・喜びを新たにするには悲しみが要り、信を新たにするには疑いがいる。

新潮社
人生の鍛錬―小林秀雄の言葉