腸は考える / 藤田恒夫 | [A] Across The Universe

腸は考える / 藤田恒夫

大きな書店に行くと、あえて自分の興味以外の分野の棚をうろつく。
なかなか読みたい本に巡り会える訳ではないが、たまに「これは」と思う本は迷わずに買うことにしている。
この本もそのビビッと来た本だった。

医学研究の分野では、ないがしろにされがちな「腸」の研究を続けてきた著者。
正直言うと、素人が読み全てを理解するのは難しかった。
専門用語が頻発するので、まともに読むとその度に中断しなければならない。
よって3割くらいは斜め読み。

しかし、それでも腸の機能のすごさと、著者から伝わる研究の「楽しさ」は素人が読んでも面白い。

腸は「小さな脳」とまで呼ばれる器官だ。
それは、脳からの指令を受けずに自ら判断して機能することが出来るのだ。
だから、寝ていても、脳死でも、腸は動き続ける。
食物が入ってくると自動的に胃酸を中和する。
体に良くない食物を摂取すると、下痢を起こして体外に排出しようとする。

そして、酒飲みにはうれしい話。
やはりアルコールは消化に良いとのこと。
アルコールは胃壁を厚くし、胃酸の分泌を促すため、「適量に」飲めば良いことばかり。






藤田 恒夫
腸は考える